瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

光る王国、燃える王国16

2012年03月25日 14時13分35秒 | ハウステンボス冬の旅行記
本日ハウステンボスは開園から20周年を迎えました!
おめでとうハウステンボス!!成人だね!!
今後もしぶとく残ってくれと願を篭めつつ、前回の続きで御座います。



最終日の朝食会場はアンカーズラウンジか吉翠亭の内から選べた。
アンカーズラウンジならビュッフェ、吉翠亭なら和の朝食膳という食事スタイル。
ビュッフェも嫌いじゃないけど、折角ホテル・ヨーロッパに宿泊してんだもの、やはり他ホテルでは味わえない方を取りたい。
母も同意見という事で、この日の朝食は吉翠亭一択。
NHKの朝ドラ観る為先に帰った母と、吉翠亭前で落ち合う約束をしていた私は、朝散歩から帰った足で現地に直行したのです。

    

2人揃って案内されたのは窓際、硝子張りの向うに石庭を臨む席。
自分ら以外の客は数人、家族客はアンカーズラウンジのビュッフェを選んだもよう。

    

卓に着いて一息入れてる所に、着物姿の店員が熱いお茶と、満載の盆を運んで来た。
箱膳に詰められた色取り取りのおかずは、食器も相まって、さながらキンデルダイクのチューリップ畑。
お品書き貰ったんで、1つ1つ紹介致しましょう。
寝惚けた頭を覚醒させてくれる、野菜とフルーツの冷たいミックスジュース。
海草に湯葉等の具が入った赤出汁の味噌汁。

    

箱膳上段右から、自家製おぼろ豆富、上に乗ってるのは芥子茄子。
真ん中は酢味噌和え、左は季節野菜炊き合せ。
ガンモを噛締めた瞬間、上品なだしがジュワッと滲み出て感動、煮しめ方にプロの技を見た。
自家製おぼろ豆富のほんのりした甘さと、とろりとした食感を、辛い小茄子がピリッと引き立てる。

箱膳下段右から、焼き魚、酢蓮根、明太子、だし巻き、平天、猪口三種盛り。
九州の名物が1皿に勢揃い、平天と言うのは薩摩揚げ、本場の物は素材の魚の味を強く感じられる。
チューリップの様に可愛らしいお猪口に入れられてたのは、雌株とおろし和えと金平ゴボウだった。

漬物三種と、デザートは初日にも頂いたホワイトコーヒープリン、但し上に載ってたのは苺ではなく、黒豆のふっくら甘煮。
朝からデザート付とは何たる贅沢♪

    

ご飯は白飯かお粥か選べる、私はお粥、母は(お粥が苦手なんで)白飯にした。
お粥には鼈甲餡が付いて来て、お好みで加える。
米は福井県産こしひかりですってよ!
他には醤油等の調味料横に備え付けられてた梅干やちりめん雑魚等。
梅干が絶品の甘酸っぱさで感動した。
朝から贅沢を堪能させて頂き満足、満足♪
どれを取っても素材を殺さぬだし加減、やはり吉翠亭はハウステンボスきっての名店である。
多少値段は高いけど、和食が嫌いじゃなければ、1度は寄るべし。
メニュー等の詳細はまったりさんのブログを御覧下さい。

食べ終って風寒い外へ出たら、店の前に観光バスが何台も停車してた。(吉翠亭は本館から少し離れた所に在る為、一旦外に出る事になる。)
やはり土曜日だからか?
初日は閑古鳥の大合唱状態だったけど、金土日はやはりお客さんが多い。
近在の人にもっと遊びに来て貰いたい。

チェックアウトは(ファミリエ会員特典で)13時だったんで、食後は部屋で荷物を片付けながらゆっくり過した。
母は土壇場まで買い物に出かけたけど、私はベッドで寝転がりながら、場内イベントを紹介するケーブルTVを観てた。
内海側の部屋は場内の喧騒が届かず静か、うとうと眠っていたそこへ、ドアをいきなり叩く音。
母に頼まれ宅急便で送る荷物を運びに来たスタッフだった。
そういう事は電話で先に連絡してくれ、母よ、何事かと焦ったじゃないか。(汗)
ていうか仕事の速いスタッフが、頼んだ後のんびり寄り道してた母を追い越し、先に部屋に到着したらしい。
大サイズの段ボールをいっぱいにする土産の多さ、ハウステンボスの収益増に大いに貢献した母だった。(笑)

その後再び母は外に出かけ(まだ買うか)、部屋は再び私独りきりになった、ので安心してまたベッドに寝転んだ。
ギリギリまで名残を惜しむのが自分流の最終日の過し方である。


窓の下に広がる内海、ポンツーン(船着場)に停船するカナルクルーザー。


ホテル・ヨーロッパの中庭には運河の水が引き入れられている、その運河には大村湾の海水が引き入れられている、だから「内海」。
通常のチェックアウトタイムの11時に合せ、ホテルの内海~出入国口の在るブルーケレンを結ぶ、カナルクルーザーが運行を開始。

    

暇潰しに窓辺に座って様子を眺めてたら、船着場を出航するカナルクルーザーは、反転してから内海を出てくんだなと。

    

狭い内海内でもぶつからず操縦してみせる船長のテクニックは凄い。
パークで見られる日常風景の中での何気ないショーであった。



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