『一番田舎』 農林水産大臣賞を受賞したこともあるという〝糸島銘柄牛〟を使った牛丼

おいしいまぐろをいただいたあとはお肉
車で15分ほど移動したところに、全国農業コンクールの農林水産大臣賞を受賞したこともあるという〝糸島銘柄牛〟を使った牛丼がいただけるというので…






そこは田んぼのど真ん中
『一番田舎』って看板に笑みが浮かぶのでありますが…
〝いちばんいなか〟ではなく〝いちばんでんしゃ〟と読むのだとか…
そこには地元の生産者が持ち寄ったお野菜や、お魚が置かれているだけでなく、先の糸島銘柄牛の販売所もあってピンク色が美しいお肉を鑑賞いたします



そんな肉売り場で牛丼のチケットを買ったあとは、会議場などで使われるようなパイプ椅子が並べられた別棟の食堂へ
焼肉をいただくこともできるようで、コンロが埋め込まれたテーブルもいくつかありまして…
貸切予約ができるのであれば、大勢の仲間と一緒に焼肉パーティなどにも使えそうですね



待つこと5分ほど
お店の奥の方からおばあちゃんが運んできてくださった「牛丼」は見るからに脂身がいっぱいで…
しっかりと煮込まれていますので、その脂身や筋などもとろけるような舌ざわりでありますし、何より和牛の脂身ならではの甘みを楽しむことができました
使われるお米やお味噌なども、生産者から持ち込まれたものが使われているのでしょうか
全てに満足できる一品でありました



【一番田舎】
福岡県前原市泊1410- 1
092-323-1140

『糸島食堂』 海を一望できるカフェのようなお店でいただいた「クロマグロ丼」

今年の元日
これまでの薩摩料理のお店をリニューアルし『糸島食堂』として生まれ変わったお店
国産のクロマグロを使った丼がいただけるというのでお邪魔させていただきました








30年ほど前にホテルとして建てられた施設
今はリノベーションされマンションとなっていますが、その一階にレストランがありまして…
駐車場の大半が住居者専用となっていることから、10数台しかないスペースの空きを待ってお邪魔いたします
エントランス部分のチープさに悲しさ感じながら店内へと入りますと海を一望することができる見事な景色でありますし、ペット連れでも利用できるテラス席では海風に当たることもでき、今の季節には最高なロケーションでありました



かつてのお店の名残りか黒豚とんかつなど肉メニューも充実していましたが、いただくお料理はもちろん「クロマグロ丼」
国産のクロマグロを一頭買いしているとのことで、一杯の丼で赤身や中とろ、さらには大とろまでもをいただくことができるということで…
ひょっとすると生まぐろ？
そんなしっとりとした舌ざわりとともに幸せを楽しみます



そして友人が注文した「カンパチ丼」
玄界灘で獲れたというカンパチは身がしまっていて…
背の腹のふた味を食べ比べることができるだけでなく、まぐろの赤身も添えられた見た目にも美しい丼でありました



【糸島食堂】
福岡県福岡市西区今津4787-7
092-806-0848

『Kataru Kitchen』 隠れ家のような洋食店でいただいたケイジャンペッパーが香るチキンロースト

久留米市内のコンビニなどに置かれるフリーペーパーの特集が〝知られざる幻のブランド牛〟とあったことで軽く興味を惹かれて…
ペラペラっと中を見ていて目に留まったのが、やっぱり肉が好きってコーナーで紹介されていた「チキンのケイジャンスパイスロースト」であります










ケイジャンペッパー好きなワタシとしては見逃せないと、それを提供してくれる『カタルキッチン』でお昼をいただくことにいたします
設定したナビでは到着したことになっているのですが、そこにお店を見つけることができず…
キョロキョロとしていたところでようやく小さな看板を見つけます
かつては住居であったのでしょうか
かなり古い建物をリノベーションされているようで…
その奥まったところにある扉を開けますと、木の温もりを感じる雰囲気とオープンになった厨房に立つスタッフの笑顔に迎えられ気持ちが安らぎます



いただくお料理はもちろん「チキンケイジャンロースト」
ケイジャンとはフランス系のカナダ人がルイジアナへ移住したことで生まれた、フランス料理で使われるハーブやスパイスにルイジアナの唐辛子などを組み合わせた料理なのでありまして…
調理が始まりますとチリペッパーなどケイジャンスパイスのおいしそうな香りが店内に広がり食欲が掻き立てられます
焼かれるチキンは事前にスパイスで漬け込まれているようでちょっと焦げたような見た目ではありますが、しっかりと味が染みていながらも柔らかい身のおいしさとケイジャンペッパーの香りを楽しむことができました





そして「オムライス」
ミニハンバーグ付きとのことで、デミグラスソースで煮込まれた50gほどのかわいいハンバーグがころりと…
そして卵はふわふわでとろとろ
それがチキンライスとうまく合わさって良い感じにまとまります



意外にもスパゲッティメニューも充実していますし、夜には和牛を使ったお料理も…
何より、ご夫婦かと思うほどに息のあったおふたりの接客も心地よく、使い勝手の良いお店でありますね



【Kataru Kitchen】
福岡県久留米市通町111-27
0942-65-6866

『Hitoshinaya』 お味だけでなく見た目にも上品な『ひとしなや』の親子丼

福岡への出張を前に羽田空港でお昼
久しぶりにカレーうどんをいただこうかと思ったのですが、かなりの待ち客がいるようでしたので『hitoshinaya』








出汁をウリとしているお店で〝ラーメン〟〝あさごはん〟〝どんぶり〟と3つの顔を持っていまして、定食ものを提供してくれる〝あさごはん〟へお邪魔したいところではあるのですが…
添えられる小鉢は季節で変わっているもののメインとなるお料理に変化がなく飽きているのであります
それで「親子丼」をいただこうと〝どんぶり〟の暖簾を潜ります



お茶代わりとして出される出汁
削り節の香りは良いのですが、旨味という点では不満を感じるいつもの味であります



そして親子丼
どんぶりというにはかなりお上品でありまして、がっつりといただきたい方にはもの足りないのではと思われるボリュームだけでなく…
割り下を使うことなく出汁と塩だけで調味されているのでありましょうか
見た目にも美しい色合いであります
かといって決して薄味ということもなく仕上げられていますので満足感がありますね



突然、厨房からバチバチと油が跳ねるような音が聞こえてきて…
何事かと覗き込んでみますと、フライパンに乗せられた大きなお肉の塊が目に入ります
どうやら、こちらのメニューにあるローストビーフ丼はきちんとお店で作られているようですね



【Hitoshinaya】
東京都大田区羽田空港3-3-2 羽田空港第1旅客ターミナル 北ウィング2F
03‑5757‑8853

『定食屋 ななつぼし』 体がホッとする 定食屋でいただくチキン南蛮

久しぶりにすっきりと晴れ渡った日なのですが…事務作業に追われていてために、お昼を近くのパン屋産で買ったバゲットサンドで簡単に済ませていたのでお腹が空きます
それで夜、おいしい定食をいただこうとお気に入りのお店へと出掛けます






帰路を急ぐ人の流れに逆らいながら向かったのは八重洲にある『ななつぼし』って定食屋さん
提供されるお料理の数は少ないのだけど、こだわって仕入れた食材に手間暇を掛けているであろうことが感じられますし、オープンになった厨房には白衣をキチッと着こなしたプロを感じる職人が立っているのであります
客席はそんな厨房を囲むカウンターだけでありますが、席の間隔がゆったりとしていますので女性でも抵抗なく利用されているようですね





いつものアジフライにしようか、それとも夜限定とある牛ハラミの炭火焼にしようか…
などと迷いながらもいただいたのは「あべどりチキン南蛮」
〝あべどり〟とは初めて聞いた名前ではありますが、鶏肉特有の臭いを感じることもなく脂の軽さをも感じられるものでありまして…
ふわっと揚げられた柔らかさもおいしさの決め手ですね
そしてタルタルソース
たまごサラダかと思うほどにたっぷりな卵が使われていますので、一口ひと口に乗せるようにいただきます
本場宮崎のチキン南蛮とは別物なのでありますが、これはこれでひとつのお料理として完成していますね



【定食屋 ななつぼし】
東京都中央区八重洲1-4-3
03-6262-7723

『長崎飯園』 秋葉原のお店が無くなって諦めていたのですが… 先日偶然に見つけましたので懐かしいチャンポンをいただきます

先週の土曜日
神田駅前周辺を散策していたときに見つけた懐かしい『長崎飯園』の看板
かつてこのお店が秋葉原にあった頃、会社からの帰り道にわざわざ途中下車をしてまでお邪魔していたお気に入りのお店なのであります








それが3年ほど前、再開発の影響で立ち退きとなってしまいまして、オーナーご夫妻もそれなりのお歳であったことから、それを機に廃業してしまったのだと思い込んでいたのでありますが…
神田平成通りから一本入った路地にお店を見つけ、喜び勇んでお邪魔させていただいたのであります
お昼はきっと忙しいだろうと時間をずらした14:00近くなのでありますが…
ここ神田に移っても閉店となる14:30までお客さまの足が絶えない人気店となっているようですね





暑くなると皿うどんの出数が増えると言われていまして…
今日も皿うどんを召し上がられているお客さまが多いようではありますが、先ずは懐かしい「チャンポン」からいただくことにいたします
柔らかめに茹でられたチャンポン麺と絡み合うコクあるスープの旨味
野菜は少なくなった？
そんな気もしましたが、当時と変わること無くおいしくいただけました



そして一緒にいただいた「えびチャーハン」
注文が集中するであろうタイミングを外し、12:30から注文することができる商品であります
しっかりと焼かれることでパラパラでありますし、やさしい塩味でまとめられる優れもの
油に移ったネギの香りもおいしくいただけます


帰り側に厨房を覗いてみますと…
お父さんが鍋を振る姿を見ることができ…
お母さんの笑顔や卓上に置かれたピカピカな調味料など当時にタイムスリップしたかのような懐かしさでありました



【長崎飯園】
東京都千代田区神田富山町24 サンフェニックス岡田1F
03-3253-0026

『いきなりステーキ』 いろんなお肉が楽しめる乱切りカットステーキ

豊橋でのお昼はステーキ
連日のようにいただいているお肉ではありますが、ハンバーガーと焼肉、そしてステーキはワタシの中では別物でありまして…
毎日でも飽きがこないから不思議であります






お邪魔した『いきなりステーキ』は郊外のロードサイド店であることから低いテーブル席が中心でありまして…
駅前などの繁華街とは異なるゆったりとしたレイアウトとなっていますので、落ち着いてステーキを楽しむことができますね





いただいたのは数量限定で提供される「乱切りカットステーキ」
お昼の遅い時間に伺うと売り切れていることが多いのですが、今日はうれしいことにそれをいただくことができました
その魅力は、脂の甘みがおいしいリブロースや赤身ならではのコクがおいしいワイルドステーキ
そして、柔らかさが魅力なヒレステーキと、色んな味わいが楽しめることでありますし、ヒレが多めに入っていたときのお得感は半端ないですね




【いきなりステーキ】
愛知県豊橋市三ノ輪町字本興寺41-16 第2丸中マンション1F
0532-26-2929

『肉や 大善』 とろけるほどに軟らかい舌ざわりを楽しめる〝ブランド牛盛り合わせ〟は絶品です

交流会が行われる知立へと向かうために乗り換えた名古屋駅で「きしめん」
メディアでも話題になることが多い名古屋めし
ひつまぶしや味噌煮込みうどん、味噌かつに手羽先、あんかけスパゲッティなどなどと個性豊かなお料理をいただくことができるのですが、一番のお気に入りは幅広な麺をいただくことができる「きしめん」でありまして…
名古屋駅を利用するときには必ずと言っても過言ではないほどのお邪魔させていただいているのが『住よし』ってお店なのであります






懇親会の会場となったのは『肉や 大善』
知立市にある本店、そこに隣接する予約専用の別館Dbychic、そして名古屋駅前の大名古屋ビルヂング店に続く4店舗として、知立駅の立体交差化に先駆けて開業された商業施設〝CHIRYU CROSS GATE〟にオープンしたお店でありまして…
いただいたテーブル席はとても焼肉店とは思えないオシャレな雰囲気でありますし、VIPルームを含む個室も充実しているようですね





〝夏野菜のサラダ〟〝ナムルの盛り合わせ〟〝キムチの盛り合わせ〟から始まる宴会コース
涼しげなビジュアルだけでなくトマトの甘みが素晴らしいサラダでありましたし、冬瓜に豆もやし、そして三ッ葉と工夫と個性を感じるナムル
シャキッとした歯ざわりとを残した三ッ葉のナムルは爽やかさを感じるものでありました



続いて提供された〝皿鉢料理〟が驚きでありまして…
これまでに見たことがないような大きさの伊勢海老が鎮座していまして、その身のプリっとした弾力ある歯ごたえは見事なものであります
添えられるローストビーフはしっとりとした柔らかさでありましたし、その影に隠れるようにあった貝柱の焼き加減も抜群で…
わさびが香るブロッコリーのおいしさもお気に入りであります



そして〝和牛タン〟として提供されたのは仙台牛でありまして…
希少かつ高級なものでありますので、花びらを模った牛脂で鉄板に脂を引き丁寧に焼き上げます
厚めにスライスされていながらも全く硬さを感じることはなく、ミディアムレアほどに焼き上げたことで肉汁と旨味がお口の中に広がります



続いては大善の名物でもある〝ブランド牛盛り合わせ〟
ワインの熟成に使われていた樽材を加工したという長さ100cmほどの器に並べられたお肉は、精肉店直営だからこそできるのではと思えるほどに高級なお肉ばかりでありまして…
ただ仕入れのノウハウがあると言うことだけでなく、お肉のプロだからこそ知る最もおいしくいただける温度に管理されていることでのおいしさを堪能させていただきました


鹿児島黒牛のイチボ


松坂牛の肩三角


隠岐牛のリブ芯


仙台牛のシャトーブリアン


米沢牛のサーロイン


隠岐牛のリブ巻き




サシが入ったとろけるようなお肉を堪能させていただき、十分に満足していたのですが…
赤身のコクが楽しめるランプ肉を使った〝ステーキ〟と続きます



食事としてご飯とスープがいただけるのですが、そのスープは〝肉すい〟〝ズンドゥブ〟〝伊勢海老の赤出汁〟と選ぶことができまして…
いただいたズンドゥブは程よい辛味とコクがあって満足であります



〆のデザートにもビックリ
宮崎産だというマンゴーがゴロゴロと入ったパフェだけでも凄いのですが、そこにクラウンメロンが添えられているのであります



【肉や 大善】
愛知県知立市栄2-10 CHIRYU CROSSGATE 2F
0566-81-4129

『GORI-GORI BURGER TAPROOM』 ワイルドにお肉の旨味を楽しめるハンバーガーがここにある

肉好きの友人は何らかの雑誌で見つけたという『ゴリゴリバーガー タップルーム』
何でも塊肉を食べているかのようなゴリゴリとした歯ざわりと、1枚180gだという分厚いパティを2枚乗せた「ゴリゴリバーガー」を基本サイズとしたボリュームもウリであるようです








大阪梅田に次ぐ2号店として選ばれたのが六本木
そのロケーションからクラフトビールを楽しむことができる〝タップルーム〟というコンセプトでの出店であります
六本木から西麻布へと向かって3分ほど
ちょっと路地を入ったところではありますが、ヒルズ側との地下通路を出て直ぐの場所であることからわかりやすくはあるのでしょう
店内は25席ほどとコンパクトなものであるのですが、お店でミンチするというこだわりや、ぶ厚いお肉を丁寧に焼き上げることでの提供時間などを考えるとこの規模がベストなのかもしれませんね



いただくのは…
基本サイズだという「ゴリゴリバーガー」ではなく、更にビジュアルを追求した「3×3ゴリゴリバーガー」
180gのパティが3枚重ねられ、それぞれにチーズが乗せられていることから〝3×3〟
総量540gとなるパティだけでもかなりのカロリーでありましょうから、それにチーズが加わると…
そんなことを考えては、これを食べることはできませんね

では実食
バンズは〝ふっくら〟〝全粒粉〟の何れかを選ぶことができるとのことで〝ふわふわ〟をいただいたのですが、まずこれがおいしくて…
サクッとした歯ざわりとモチっとした食感を楽しむことができます
そしてパティ
粗挽きというよりも包丁で叩いたのではないかと思われるほど
でありますから、ゴリゴリとお肉を噛みしめる歯ざわりを楽しめますし、そこから溢れる肉汁のおいしさもあって…
私的にはもう少し調味を強くした方が飽きずにいただくことができるのではと感じながらも十分に満足できるものであります



そしてもう一品はバンズが無い「カーボ・ヘイター」
これぞ、肉を堪能するためのバーガーでありまして…
2枚のパティで挟まれるのはグリルトマトとチーズだけ
しっかりと〝ゴリゴリ〟を楽しみました



【GORI-GORI BURGER TAPROOM】
東京都港区西麻布1-2-3 アクティブ六本木1F
03-6804-2435

『元祖台湾ラーメン 郭政良 味仙』 創業から60余年 名古屋発祥の台湾ラーメン

今、ちょっと注目してるのが「175℃DENO担担麺」ってお店でありまして…
北海道からの都内上陸一号店である銀座店にはいつも行列ができているのであります
そんなお店が新宿、本郷三丁目と続々と出店していて、今月1日には神田北口店がもオープンしたとのことで様子を伺ってみることにいたします








そんなお店の数軒隣で見つけた『味仙』なる黄色い看板
どこかで見たような気がすると近づいてみますと…
名古屋にあるラーメン屋さんのほとんどで提供されていると言われるほどに人気がある〝台湾ラーメン〟を生み出したお店ではありませんか
ならば早速お邪魔してみましょうと、ちょっと奥まったところにある入り口を入ります
うなぎの寝床のような店内はカウンター席が中心でありましたので一番奥の席をいただくことにいたします





看板商品である「台湾ラーメン」はニンニク無なども選ぶことができますが、まずは基本の味をいただきましょうと…
台湾ラーメンと言いながらも台湾にはないというこのラーメン
台湾屋台の定番料理である担仔麺をベースに辛さを加えたまかない料理として生まれたのだそうで、たっぷりと刻み唐辛子やニンニクが浮かぶスープと麺を隠すほどに乗せられえたニラが特徴であります

油断して麺を啜り上げてしまいましたので最初のひとくち目は激しく噎せてしまいましたが、落ち着いていただきますと、低加水のストレート麺からは小麦の香りがしたりと辛さだけではないおいしさを感じることができます
辛さを控えめにした〝アメリカン〟や反対に辛みを増した〝イタリアン〟と昔の喫茶店でいただくコーヒーのようなネーミングに笑みがこぼれます



そもそもがお酒を呑んだ帰りに召し上がられるお客さまが多かったのでありましょう
麺は小ぶりでありますので、一緒にチャーハンをいただいてみますと…
チャーシューの煮汁かと思わせる甘みがあるタレで炊き込まれたご飯を炒めているようで、しっとりとしたものでありました




【郭 政良 味仙】
東京都千代田区神田鍛冶町3-3-21 晴花ビル1F
03-6262-9833

『焼き肉 たれ源』 2019年2月オープン 上質なお肉をこだわりのタレで揉み込んだおいしい焼肉をいただくことができます

もんじゃだけではない、焼肉激戦区としても知られる月島に、今年2月に開店した『焼き肉 たれ源』
店名の印象から〝タレ〟がおいしい焼肉屋さんであろうと興味が湧きましたので、友人を誘ってお邪魔してみます






もんじゃストリートとは清澄通りを挟む反対側
月島保育園がある交差点を奥へと進んだ住宅街の一角に温かく灯る明かりを発見
築90年ほどの民家を改装されているらしく隠れ家のような雰囲気が素敵なお店であります
店内に入りますと、6名掛けの大きなテーブルがいくつかと、パーテーションで囲われることで落ち着いて食事ができる4名席が置かれていまして…
そのゆったりとした空間や明るめな照明に清潔感もあって良い感じですね





先ずは「キムチ2種」
カクテキと白菜キムチの2種でありまして、それほど強い辛みもなくマイルドな味わいと、ほどよい歯ざわりをおいしくいただきます
そして「チョレギサラダ」
いわゆる韓国風とはちょっと異なりますが、冷たく冷やされたことでのシャキッとしたきゅうりの食感やトマトの甘みに満足させていただました



焼肉の始まりはタン塩でしょうと、塩ダレで揉まれたネギの香りでおいしくいただけるであろう「ねぎ塩タン」を選びます
それほど厚みがあるものではありませんので、焼きすぎることのないように気を使いながら…
肉汁が浮き出てくるまでじっくりと待って、おいしい焼き色が付いたタイミングでターンしサッと炙った程度がおいしくいただくタイミングであります
そこに別添えされたネギを乗せていただくのですが、きちんと味付けされたネギでありますのでレモン汁などをかけずともおいしくいただくことができました





焼肉の王道といえばカルビ
「国産上カルビ」なる商品がお勧めとして黒板に書かれていましたが、先ずは定番である商品をいただきましょうと「カルビ」と「上カルビ」をいただくことにいたします
サシが云々と言うのような上等なお肉ではありませんが、期待通りにおいしいタレで揉まれたものでありまして…
これは白ご飯と一緒にいただくことで、更においしくいただけると感じます





続いて「ハラミ」
鮮度の管理が難しい食材ではありますが、嫌な臭みを感じることもなく…
「上ミノ」もほどよい弾力で歯ごたえを楽しめるものでありますしこれまでとは異なるタレもおいしくいただくことができました





食事ものとして先ずは「冷麺」
冷麺は盛岡冷麺風のモチっとした麺と爽やかな甘みのスープでありまして…
キウイの彩りが鮮やかかつ涼しげな感じを演出しています
そして「ユッケジャンクッパ」
野菜やお肉も入った具だくさんでありますし、しっかりとコクが出たスープにほどよい辛味があって…
これはかなりお気に入りであります



【焼き肉 たれ源】
東京都中央区月島2-6-9
03-3520-9520

『藁焼き鰹たたき 明神丸』 藁焼きされたことでの芳ばしさと、天然塩が引き出す旨みがおいしい鰹のたたき

夜、講演の仕事で来京したというお仲間からお誘いがあり茅場町
仕事が終わるのが21:00近くになるとのことで遅い夜ごはんとなりましたが、日中の暑さが嘘のように心地よい涼しさでありましたので隅田川テラスを散歩しながら待ち合わせへと向かいます




向かったお店は、藁焼きで作る鰹のたたきを看板商品とする『明神丸』
鰹といえば高知
そんな高知に本店を構えるお店でありまして、岡山にある支店に伺った際にお気に入りとなったお店であります
かなり人気が高いお店ではあるのですが、伺った時間がちょうど良かったのでありましょう
1回転目に入店された先客がお帰りになられるタイミングと重なったようで、いくつかのテーブルが空いておりましたので厨房を臨むことができる角席をいただくことができました



先ずいただくのは鰹の塩たたきなのであります
いろんな味を食べ比べるのも楽しいでしょうと、タレたたきとともにお刺身までもが一緒にいただける「鰹ざんまい」を注文しようとしたのですが、残念なことにすでにお刺身が売り切れてしまったとのことで…
「塩たたき」を8切でお願いします
稲刈り機の普及で藁焼きに使える藁が少なくなっているらしく、最近では藁を確保するために米作りまでを始めたというこだわり
その香りととともに、天然塩の旨みが鰹のおいしさを引き出していて…
しっとりと滑らかな舌ざわりなど、看板商品にふさわしい逸品であります







そして土佐らしいものをいくつかいただきましょうと…
四万十の清流で育ったという「青さのりの天ぷら」はサクッとした歯ざわりと磯の香りが豊かなものでありますし、「じゃこ天」ではプリッとしたすり身の食感を楽しみます
更にいただいた「しらすの鉄板玉子焼」
土佐沖で獲れたものを釜揚げにして…
それを熱々な鉄板の上で手際よく玉子綴じにしてくれるのですが、客席で仕上げる演出もあってよりおいしさを感じます



続いて「はちきん地鶏の唐揚げ」
地鶏と言うからギュッと締まった身なのかと思っていたのですが、意外にもふっくらとした柔らかさを感じるものでありまして…
ちょっと薄味でしたのでレモンを絞っていただきますと爽やかな酸味でおいしくいただくことができました



〆に選んだのは「〆さばの藁炙り棒寿し」
期待ほど身の厚みはありませんでしたが、土佐清水で揚がったという〝清水さば〟は嫌な脂臭さもなく…
市場から直送されることでの新鮮さと藁で炙られた香りもあって満足であります



居酒屋ということもあって飲んで盛り上がったお客さまの大声に不快感を感じましたが、スタッフはとても感じが良い方で…
エレベーター前で見送ってくださる笑顔は、またお邪魔したいなぁと感じるものでありました



【藁焼き鰹たたき 明神丸】
東京都中央区新川1-1-7 GEMS茅場町4F
03-6262-8480

『西安麺荘 秦唐記』 注文が入ってから打たれる幅広麺のモチモチがおいしい油泼面

ワタシの知る限り、3年ほどで撤退したお蕎麦屋さんの後に開店したおでん居酒屋も2年で幕を閉じてしまったところ
表通りではありませんが比較的わかりやすく入りやすい場所だと思えるのですが、なかなか永く続けることができない難しい場所であるようで…








そんなところに1年ほど前にオープンしたのが『秦唐記』なるビャンビャン麺の専門店
あまり日本人に馴染みのない麺料理であることから、いつまで続くのだろうかと高を括っていたのでありますが…
撤退するどころかお昼どきにはいつも席待ちの列ができていますし、そこには麺ヲタと呼ばれるような人たちではなく、近隣にお勤めであろうビジネスパーソンでありますし女性の姿も少なくないのであります





それで初めてお邪魔させていただき…
〝西安定番〟とある「油泼面(ヨウポー麺)」を全部乗せを熱盛りでお願いします
油泼麺とはネギや花椒などとともに熱した油を掛けた唐辛子を乗せた麺料理であることや、西安定番とあることからかなり辛いではと思っていたのですが…
トマトとともに炒められたふわふわな玉子である番茄や甜麺醤で味付けされたことでの甘みがおいしい炸酱肉が乗せられることで、恐れたような辛さを感じることはありません
注目すべきはビャンビャン麺でありまして…
注文が入ってからパシッパシッと音を立てながら打たれた麺は20mm弱の幅広でありまして、小麦粉の香りとともに感じるモチモチ感は癖になりそうであることから、刀削麺に次ぐ新たな麺として人気が出そうだと感じます



【西安麺荘 秦唐記】
東京都中央区新川1-13-6 中央精器ビル1F
03-6280-5899

『そば處 長生庵』 1972年創業 市場で仕入れる生鮪がおいしいと評判であります

市場が豊洲へ移ったとは言え変わることない賑わいをみせる築地場外
おいしいお寿司をいただこうかとも思ったのですが、表通りにあるお店だけでなく路地にあるお店までもに行列ができているではないですか






そんな場外の一角にある『長生庵』ってお蕎麦屋さんでお昼をいただくことにいたします
ちょっと奥まったところにあるために目立つことはないのですが、お蕎麦のおいしさはもとより、おいしい鮪を提供することでも名が知れたお店でありまして「天然本鮪中とろ赤身の漬け丼」が絶品だとの噂を耳にしていましたので…
満席であったために店先に置かれた椅子で待たせていただいたのですが、そこで店頭に貼り出されていた「天然生バチ鮪中とろ赤身丼」のPOPにある〝本日 サービス価格‼︎〟に惹かれます



散々迷った結果、生バチ鮪をいただくことにいたします
豊洲へ市場が移ったとは言え、それほど遠くはないところ
しっかりとした目利きで仕入れられているであろう鮪は艶々でありますし、生であることからドリップが流れ出ることもなく、ねっとりとした舌ざわりと赤身のコクがある旨味を楽しむことができますし…
〝ヅケ〟のタレがご飯にも掛けられていることで、お醤油でいただく丼とはひと味異なるおいしさにも満足であります



お蕎麦は細打ちされたものであり、少し硬めに茹でられていることでの喉越しを楽しくことができますし…
宗田鰹の香りが効いたおつゆで一層おいしくいただくことができました



【そば處 長生庵】
東京都中央区築地4-14-1 モンテベルデ101
03-3541-8308

『割烹 辰巳』 1951年創業 70年近く続く老舗割烹料理店でいただく「めぬけ塩焼き」

ちょっと面白いビシネスの話があって…
今月の福岡出張の際に細かい打ち合わせを予定しているのですが、その前にできる勉強はしておこうと専門家の元を訪ねます






お昼をいただこうと向かったのは、佇まいからも歴史を感じることができる1951年創業という老舗割烹『辰巳』でありまして…
専用の入り口から入る2階席もあるのですが、お昼の営業は暖簾を潜った先にある6席のカウンターと4卓が置かれる4人掛けテーブルだけで行われているようですね
そんなカウンター席の端っこをいただき店内を眺めていますと、サイン色紙があることから酒場放浪記の吉田類さんも訪れたことを窺い知ることができます





いただいたお料理は「めぬけ塩焼」
めぬけとは赤魚として流通することが多いあこう鯛の別名でありまして、火を通しても身が硬くなることがないと、煮付けや焼き物に重宝されるお魚であるのですが…
脂が乗っていることでの美味しい季節が過ぎてしまっていることからでしょうか
注文が入ってから焼き上げることで15分ほどの時間を要して提供された塩焼は、思いのほか身が締まっていたことに残念さを感じます
とはいえ、ほどよい塩加減やご飯や味噌汁のおいしさは納得のものであることから、ランチ価格でいただくお料理としては十分でありますね



【割烹 辰巳】
東京都中央区日本橋茅場町2-1-9
03-3666-0996