6月5日に安倍首相は、ベルギーのブリュッセルで開催されたG7首脳会談にて、「一年前のサミットでは、日本の新たな経済政策、アベノミクスに、世界の関心が集中しました。そして、今年は、その成果に注目が集まりました。「三本の矢」によって、日本は、有効求人倍率が、17ヶ月連続で上昇し、1倍を超えています。」として、アベノミクスの効果が、確実に日本経済や景気を刺激していることを強調した。
確かに、非正規雇用の有効求人倍率が1.28倍となり、「すき家」「和民」などでアルバイト従業員などが大量退職、人材の確保が厳しくなり、時給の上乗せや「改装工事中」の看板が掲げられて「事実上の休業」をしている店舗もチラホラ見掛けるようになってきた。
また、製造業などでも「急募求人」が増えているのは確かだ。
しかし、これは本物の「人材不足」なのか?それとも単なる「人手不足」なのか?
筆者の取材から結論付ければ、深刻な「人材不足」ではあるが、深刻な「人手不足」とまでは言い難い。
ビジネスの用語では「人材」は人材、人財、人在、人罪の4種類に分類される。
「ピーターの法則」「マーフィーの法則」など、「8割が2割の仕事をして、2割が8割の仕事をする」ことは、組織の問題もあるが、人である以上、どうしても人材と人財の区別が出るのは致し方ない部分が出てくる。
ましてや、ある程度の確率で、人在や人罪も出てくる。管理職や役員、トップがこれではもう会社人生や仕事人生も「おしまい」であるが。
「適材適所」という言葉もあるが、逆に言えば、時代の変化が早い現在、適材適所も難しい時代であるのも確かだ。
しかしながら、人材の育成や教育に力を入れてこなかった企業が「人材不足」を嘆いても「自業自得」である。「すき家」「和民」などでアルバイト従業員などが大量退職した企業は、本当の意味で「人材の育成や教育」をしてきたか?
例えば「すき家」のアルバイト従業員などが大量退職した原因は、手の掛かる料理を開発して強引に販売したことと、事実上1人で店舗を切り盛りしていたことが原因という。
また「和民」で就職希望者が激減、退職者が増加した背景には「ブラック企業の典型的な会社」として、過去に過労死した従業員や過酷な社内教育の実態などで、企業人気や勤労意欲が落ちたことも大きいとされている。
つまり、ドラッカー流に見れば「経営トップや本社の大きなマネジメントのミスがあるのにも関わらず、そのミスの精算を現場や一従業員に押しつけた」ことと、「顧客の創造のためのイノベーション不足」が根本原因である。
故に、トップから末端の従業員まで「人材不足」であるのは間違いない。
しかし、「人材の育成や教育」をしてこない企業などが、人材を潰しておきながら、「人材不足」を嘆くのは正に因果応報、悪因悪果ではないか?
ましてや、そのような企業からは「人手」も不足するのは当然だ。
単に「結果」「売り上げ」だけを求める企業や団体は、このような運命が待ち構えている。
ドラッカー流経営の根本は「企業の目的は、顧客の創造である」のだ。
単に「結果」「売り上げ」だけを求めて、手段と目的を取り違えてはならない。
本日の有料記事
南西諸島などの離島防衛部隊配備強化へ フォークランド紛争などの戦訓を生かせ
6月7日から8日にかけて、小野寺防衛大臣は奄美大島にある海空自衛隊の基地、沖永良部島の航空自衛隊のレーダーサイトなどを視察し、5月に奄美大島とその周辺で行われた統合演習の御礼を奄美市長及び瀬戸内町長に対して表敬訪問によって表した。
また、6月4日には、12人の派遣隊が駐屯する日本の最東端である南鳥島を視察しており、小野寺防衛大臣は離島防衛に並々ならぬ意欲を示している。
現在、南西諸島では、奄美大島、徳之島、宮古島、石垣島などが基地や部隊の誘致に乗り出しており、小野寺防衛大臣も、地政学的な見地から、奄美大島など複数箇所に「対馬は350名ぐらい、大体数百名ぐらいの規模」を想定している方針を明らかにした。
既に5月には日本最西端の与那国島で「沿岸監視隊」の基地建設起工式を行ったばかりである日本の防衛省・自衛隊の防衛戦略とは?
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確かに、非正規雇用の有効求人倍率が1.28倍となり、「すき家」「和民」などでアルバイト従業員などが大量退職、人材の確保が厳しくなり、時給の上乗せや「改装工事中」の看板が掲げられて「事実上の休業」をしている店舗もチラホラ見掛けるようになってきた。
また、製造業などでも「急募求人」が増えているのは確かだ。
しかし、これは本物の「人材不足」なのか?それとも単なる「人手不足」なのか?
筆者の取材から結論付ければ、深刻な「人材不足」ではあるが、深刻な「人手不足」とまでは言い難い。
ビジネスの用語では「人材」は人材、人財、人在、人罪の4種類に分類される。
「ピーターの法則」「マーフィーの法則」など、「8割が2割の仕事をして、2割が8割の仕事をする」ことは、組織の問題もあるが、人である以上、どうしても人材と人財の区別が出るのは致し方ない部分が出てくる。
ましてや、ある程度の確率で、人在や人罪も出てくる。管理職や役員、トップがこれではもう会社人生や仕事人生も「おしまい」であるが。
「適材適所」という言葉もあるが、逆に言えば、時代の変化が早い現在、適材適所も難しい時代であるのも確かだ。
しかしながら、人材の育成や教育に力を入れてこなかった企業が「人材不足」を嘆いても「自業自得」である。「すき家」「和民」などでアルバイト従業員などが大量退職した企業は、本当の意味で「人材の育成や教育」をしてきたか?
例えば「すき家」のアルバイト従業員などが大量退職した原因は、手の掛かる料理を開発して強引に販売したことと、事実上1人で店舗を切り盛りしていたことが原因という。
また「和民」で就職希望者が激減、退職者が増加した背景には「ブラック企業の典型的な会社」として、過去に過労死した従業員や過酷な社内教育の実態などで、企業人気や勤労意欲が落ちたことも大きいとされている。
つまり、ドラッカー流に見れば「経営トップや本社の大きなマネジメントのミスがあるのにも関わらず、そのミスの精算を現場や一従業員に押しつけた」ことと、「顧客の創造のためのイノベーション不足」が根本原因である。
故に、トップから末端の従業員まで「人材不足」であるのは間違いない。
しかし、「人材の育成や教育」をしてこない企業などが、人材を潰しておきながら、「人材不足」を嘆くのは正に因果応報、悪因悪果ではないか?
ましてや、そのような企業からは「人手」も不足するのは当然だ。
単に「結果」「売り上げ」だけを求める企業や団体は、このような運命が待ち構えている。
ドラッカー流経営の根本は「企業の目的は、顧客の創造である」のだ。
単に「結果」「売り上げ」だけを求めて、手段と目的を取り違えてはならない。
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南西諸島などの離島防衛部隊配備強化へ フォークランド紛争などの戦訓を生かせ
6月7日から8日にかけて、小野寺防衛大臣は奄美大島にある海空自衛隊の基地、沖永良部島の航空自衛隊のレーダーサイトなどを視察し、5月に奄美大島とその周辺で行われた統合演習の御礼を奄美市長及び瀬戸内町長に対して表敬訪問によって表した。
また、6月4日には、12人の派遣隊が駐屯する日本の最東端である南鳥島を視察しており、小野寺防衛大臣は離島防衛に並々ならぬ意欲を示している。
現在、南西諸島では、奄美大島、徳之島、宮古島、石垣島などが基地や部隊の誘致に乗り出しており、小野寺防衛大臣も、地政学的な見地から、奄美大島など複数箇所に「対馬は350名ぐらい、大体数百名ぐらいの規模」を想定している方針を明らかにした。
既に5月には日本最西端の与那国島で「沿岸監視隊」の基地建設起工式を行ったばかりである日本の防衛省・自衛隊の防衛戦略とは?
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