西洋人の見た十六~十八世紀の中国官僚矢沢 利彦東方書店
お風呂読書シリーズ。
これがまた面白い。
文字の国だけあって、美名を皇帝が与えるだけで褒賞にあるというのは実に興味深い。
監察制度も皇帝側がいろいろ手を打つけど無駄だったというのを見ていると、今の日本の官僚制度もまだまだ抜け穴だらけだなあと思ったり。
一方で、人は変わらない、ということを改めて認識させてくれる。
ぼくが古典を好きに . . . 本文を読む
宦官
2021年10月04日 | 本
宦官(かんがん)―側近政治の構造 (中公新書)三田村 泰助中央公論新社
お風呂読書シリーズ。
何度か、読んだんだけど、先日、誤って湯船に落としてしまって再起不能に。
少なくとも、両親の世代だと生存してたんだよなあと、なかなかに考えることが多い存在。 . . . 本文を読む
甲骨文字に歴史をよむ (ちくま新書)落合 淳思筑摩書房
今、お風呂に持ち込んで読んでいる本。
落合先生の甲骨文字を扱った書籍はとても面白くて、特に、実際に牛の肩甲骨をあぶってみた、とかいうのが好き。
「卜」(ボクッ)という音が出るかと思ったら「吉」(チッ)という音だったとかいうのがまた面白い。
研究室で牛の肩甲骨の厚みを削り整えて、へこみを作ってから、火であぶった鉄の棒を押し当てているとい . . . 本文を読む