AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

馬山二日目の夜

2015年03月25日 | 日本語教育
さて、今日から三泊、学生さんはホームステイです。

慶南大学校の先生に無理をお願いして、10人の学生さんをホームステイに送りました。

学生さんのうちにお邪魔する形のようですが、いい関係が築ければいいなあ。


さて、朝はタクシーに分乗して慶南大学校の師範大学へ向かいます。

先に行先について、「慶南大学校 教育館」というようにと言われていたので、それをメモに書いて学生さんに配布。

フロントでタクシーを5台呼んでいただいて、行先もホテルの方からタクシー会社のほうへ連絡していただいたのです。

11人で5台というと異常に思われるかもしれませんが、学生さんのキャリーバッグが大きくて、トランクには一つしか入らず、後部座席に一つと一人、前部座席に一人と座るものでこんなことに。

私はホテル連泊なので、一番荷物の小さなグループの車に乗りました。



さて。



タクシーの運転手さんが「ここだ、降りろ」とおろしてくれたところが、私の記憶にある建物と違う。

タクシーの中で運転手さんと言い合っても仕方がないので降りて、門を入ったら守衛のおじさんがどこに行くのかと誰何。

話をしたら、

ぜーんぜん違う場所。


タクシーに乗りなおしていきました。

その間、学生さんたちは大丈夫かと非常に心配に。

到着してみると、6人待っておりました。

大体8000ウォンかな?

私たち3人が加わって、あと二人。先に出たはずの二人がいないというので、笑顔でいながら結構テンパっていたのはわたくし。

まず、ホテルに電話。ホテルからタクシー会社に問い合わせてもらって、どこで降ろしたかを尋ねてもらうことに。

次にお世話してくださる先生に、集合に遅れるという連絡を入れました。

引率が一人なので、集合場所に連れていくのが一人、探しに行ったり待機したりするのに一人、というわけにいかないのが非常に厄介。

そして、学生さんの携帯に電話を祈る思いでしたところ無事に通じました。

違うところで降ろされて、困っていたところをこちらの学生さんに助けられ、今歩いて向かっているという話でした。


一安心です。


キャンパス内は工事中の箇所もあって、キャンパス内に詳しい運転手さんじゃないと、抜け道がわからないから、途中で降ろされたのだろうという話でした。


日本語教育学科の事務室は四階。エレベーターはありません。

荷物を私と二人の男子学生さんとで手伝いながら階段を上がりました。

今日は運動したよー。


学科事務室でホームステイのペアの確認をして、お昼ご飯兼休憩。


学生さんたちは学生さんたちで、私はこちらの日本人教員の守屋先生とご一緒して、大学の博物館を見学した後で、職員食堂でおひるごはんです。

今日は、キムパプ風チャーハン。たくあんの細切れが歯ごたえ、味ともに新鮮な感触でびっくり。うちでもやってみます。


学生さんの授業実習について最後の確認をさせていただいて、教室に向かいました。

姫路獨協大学からも二人の実習生産が来ていらっしゃって、その方の授業も見せていただきました。


当初は木曜日と金曜日に授業をする予定でしたが、急きょ、一人の学生が今日の午後になりました。

でも、授業準備はすべて済ませてくることにしていたので、あとは腹のくくり方。

愛教大でボランティアの日本語教室を回してくれている学生さんだったので、安心してみていました。



授業終了後、師範大学の学長先生にごあいさつ。

12月に一度お目にかかっているので、学長室に伺うと、満面の笑顔で旧友を迎えるように迎えていただけました。

学生さん一人一人にも、握手しながら声をかけてくださいました。


表敬訪問中、テーブルのお菓子が少ないからともっと持ってくるように言ってくださって、穏やかな雰囲気でした。


学長先生のお話の中で、

 今の日韓関係がいい雰囲気で話ができないのは、あくまで大人の引き起こしたことですから、若いあなたたちはあなたたちで未来志向で関係を作ってください、

 という言葉が印象的でした。


私たちの世代では解決しないかもしれませんが、こうして、次の世代が直接かかわることで少しはいい知恵が生まれてくるかもしれません。


学生さんたちがホームステイに分かれてから、お世話してくださる先生とご一緒に食事に行きました。

先生のお宅にも一人お邪魔します。


食事は「サムギョプサル」。ご飯ものはカルビタンをいただきました。


ホテルに送っていただいて、今この記事を書いています。


明日は私は午前9時に大学に行きます。

学生さんたちの集合は10時の予定。


ちゃんと晩御飯、食べてるかなー。


連絡しろって言わなかったから、それが悔やまれることではあります。

明日は言っておこう。

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