AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

日本語で昔話

2007年06月18日 | 日本語教育
母国の伝説や昔話を日本語で、と取り組んでいる「日本語3」、2作目の制作に入りました。

今日は2作目をたたき台に、グループに分かれて話をします。
一通り終わった頃、それぞれの国の始まりの話になったようです。

ベトナムの学生が、最初の神様が100人の子供を産んで、という話をしたところで笑い声が起きました。韓国の学生は、虎と熊の話を、マレーシアの学生は、イスラム教が入ってきて、神話のようなものがほとんどないという話をしてくれました。マレーシアには9名だったかな、王様がいらっしゃるので、初代の王様の伝説なんかはない?と尋ねると、もう歴史時代に入ってからのことらしく、ないとの返事でした。

一方で、日本の神話は、先日「いなばのしろうさぎ」を紙芝居でやっただけです。国生みの話なんかもね、紙芝居さえあればできるのですが、今、紙芝居を借りだした図書館にはないようです。

それにしても。

日本の昔話や神話を聞く学生達、手前みそですが、楽しそうです。
特に、神話は、今の日本の社会を見る上で、気がつくこともあるようです。

次期も工夫してこのタイプの授業を続けてみようかなと思っています。
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