AWA@TELL まいにち

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生ハムの思い出

2020年05月13日 | どーでもいいこと
生ハムを食べると思い出す。

初めて生ハムを食べたのは、高校1年生の時だったと思う。高校入学のお祝いで、開店したばかりの近所のレストランに。このレストランは、数年後、仏壇屋さんに変わりました。そういうと、防府の人はどこかなんとなくわかるかな。

ま、そこで、夕食をいただいていた時のこと、最初に出てきたオードブルにね、生ハムが乗ってたのよ。

今思えば、スーパーで売っている生ハム一枚の半分くらいの量だったと思うんだけど、父も母も、もちろん私も、「これうまい!」ということで、そのあと何を食べたのかは全く記憶から零れ落ちているのですが、あの時の生ハムのオードブルだけは思い出せるという状態。

その日を境に、

母は、それが何か(店で聞けばよかったのよ)、名前を知らないまま、なじみのお肉屋さんなどを回って、

「生肉みたいなんだけどうまい」←この説明もどうかと思う。

といって、当時食べたこともなかった「ローストビーフ」や「牛のたたき」と言ったものが食卓に並び始めたわけ。あれをきっかけに、食卓に並ぶおかずがずいぶん変わった気がする。

ふちの赤いハムの薄切りをフライにしたハムカツも、あのあたりから出てこなくなったように思うし、昆布をかんぴょうで巻いた昆布巻の煮物も見なくなったような・・・・

ローストビーフも、牛のたたきも、おいしかったんだけどね、

両親と私と、家族で食卓を囲みながら、「違うねえ」と。

それが「生ハム」だとわかったのは、大学に入ってから、いや、大学院に入ってからかな。

小さい頃の食卓を思い出しつつ、今の食卓を見ると、華やかになっているし、種類も増えてる。お金もかかるようになってるだろうなあ、魚より肉がメインだし。

自宅で自粛生活、と言っても、バラエティに富んだ食事はできるわけで、ありがたいと思いながら、そうか、もう30年以上も前の話か、と。

生ハムを口にすると思い出すこと。
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