AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

3月ももうすぐ終わり

2019年03月25日 | 日本語教育
3月ももうすぐ終わり。特別な感じのある今年ですが、

いろいろ振り返ることも多く。

日本語教育の世界にいる卒業生や修了生さんから、私の授業で話したことを実践しているとか、あの時の話が役に立ったとか、そんなことを言ってもらえるととても嬉しく、

また、もちろん本人の努力と強い思いがあるのが前提ですが、私と同じ日本語教育の世界にいてくれると、魅力が伝わったのかな、と嬉しくなります。

年によって、学生さんの状況というか、持つ雰囲気というのはとても大きく異なっていて、

日本語教育の実習をした時に、

思っていた以上に指導ができる時、言い換えれば、「ああ、これも話しておかなきゃ」と思う学年と、

思ったほど指導ができない時、言い換えれば、「まあ、これはいいか」と思う学年とが確実にあって、

最低限のことは必ず伝えるのですが、自分自身が日本語教育に関わって得たものを全て伝えていきたいという思いになるかどうかは、やっぱり、実習生さんの準備であったり、実習態度であったり、なんですよね。

初等教育教員養成課程に日本語教育が移ってから、時間割の都合ももちろんあると思うのですが、私や、非常勤の先生方の日本語の授業を見学する学生はほとんどいなくなりました。いろんな文化的背景を持った方々を対象にした授業ですから、座学や本だけで学べることなど、全体の1%くらいしかないと僕は考えています。

改組後の日本語教育専修に進学してきた学部生さんの中にも、「将来は海外で日本語教育に関わりたいです」という学生さんが若干名いますが、もっと学習者と接する時間、教員の授業を批判的に見る時間を持って欲しいと思っています。

その中で、一つ一つの教案を取り上げて、どう教えたらよかったのか、何をどこまで扱えばよかったのか、具体的に、わちゃわちゃと話をする時間こそが、重要だと思うのです。

幸い、ゼロ免課程最後の学年になる、新4年生の実習では、実習後に、90分、授業の様子を録画したビデオを見ながら、わちゃわちゃと話をすることができました。

その中で、私が伝えたことが、少しでも残っていると嬉しいです。



僕も学部生の時に、授業を見に行ったなあとか思い出して。


AOTSには、ドリルの神様、って言われていた先生もおいでだったし。

懐かしいなあ
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