AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

とてもいい一日

2013年10月19日 | 研究
今日の研究発表と講演、とても興味深かったです。

メモもたくさん、質問もしました。

ホブズボウムの「創られた伝統」という話は、近代国家成立の話に増して、今日の世界で見られるナショナリズムの高揚や、身近な例では、地域の町おこしなどでも見られるとは思っていたのですが、改めて考えると、そこには「選択と統一」、「統一と普及」という活動も伴っているように思います。

節分の恵方巻きなんて、今の学部の一年生にとっては、海外に紹介する日本の伝統文化の一つになっています。

あの文化が普及する過程を知っている世代としては、やはり一つの「創られた伝統」だと思っています。

国家が、国民の統一を目指して行う活動と、企業が利益を追求して行う活動は、ともに、伝統を捏造してしまうことに気づきます。

韓国のニューライトに話も聞けて興味深かったのですが、そう言った言論の存在を認められるようになってきたのは、韓国社会が新しい段階に入ったことを指しているのかもしれません。

本当にいい会でした。

明日は科研のグループ研究会です。

冒頭の写真は、ホテルのそばの神社でやっていたエビス祭り。

お囃子は賑やかでしたが、あまり人はいませんでした。

屋台も3つ、4つ。

小雨も降っていたので、覗くだけで帰りました。
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1 コメント

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普及というよりも (管理人)
2013-10-19 22:56:23
「普及」というよりも、「共有」のほうがいいかな。
「共有」できる集団が選択し統一した集団と同じ集団になるわけだし。
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