魂の歌

まーつーたけをー (松茸を)

たべさせたーのぉーにぃー (食べさせたのに)

まつたけーをー (松茸を)

あぶってやったのにいーいーい (炙ってやったのに)

おとうさん、ありがとーおー、(お父さん、ありがとう)

きょうはー もむよーと (今日は揉むよと)

なーぜーいーわーなぁーいーーーーーーい (なぜ言わない)

おんしらずーと (恩知らずと)

ののしらーれーるぞー (罵られるぞ)

おんしらーずーとー (恩知らずと)

さげすまーれーるぅうぞぉ (蔑まれるぞ)

おとーちゃんはー (お父ちゃんは)

こんなことーでー おこるほど うつわは ちーさーくないからー (こんなことで怒るほど器は小さくないから)

こんばんこそー もんだほーぉーがいいー (今晩こそ揉んだほうがいい)

こんばんこそーもんだほーおーがいいー (今晩こそ揉んだほうがいい)

おんしらーずーとー いわれるーまえにー (恩知らずと言われる前に)

おんしらーずーと みくだされーるまえにー(恩知らずと見下される前に)

かんしゃーでー(感謝で)

ふたつきーはー もみつづけられるーはずー(二ヶ月は揉み続けられるはず)

なぜならー(なぜなら)

まつたけーだったからー(松茸だったから)