AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

学芸員さんのスキル

2015年02月23日 | どーでもいいこと
いや、先日の陶磁美術館の学芸員さんの子供に対する接し方、何度思い返してもうまい。


たとえばね、


子供が屋外で粘土を探して学芸員さんのところに持っていくわけ。

どんなものを持って行っても、

「ねえ、みんなー、この子が○○(色とか、手触りとか)な土を持ってきてくれたよー」

って、聞いている人がいるかいないかにかかわらず、大きな声でおっしゃるわけ。持って行った子は、自分の持って行ったものをみんなに知らせてもらえてニコニコ。

僕だったら、その子に向けて「いい土だねー」は言えると思うけど、こんな対応はできないなー。


博物館の展示を見ても、子供のつぶやきを、一生懸命拾って、それに反応されるわけです。つぶやきを、全体のむけて。

「すごいねー、この子がね、この展示を見て、*****だって。大人でも気づかないのに、すごいねー。今からね、その話をしようと持ってたんだよ」

言われた子供は恥ずかしそうにしながらもうれしそう。


認めてもらう、ということはこういうことなんだろうなあ、と、つたない描写で申し訳ないのですが、非常に勉強になりました。


またお目にかかる機会があるといいなあ。



というか、学校で授業を見せていただくのも、先生方のそれぞれの技術を盗むため。

自分に合ったものが見つかれば最高だし、自分の気づかなかったことを気付くだけでもやっぱり最高だよねー。
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