AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

新宿日本語学校を見学

2012年11月27日 | 日本語教育
うちの大学院生さんが、夏にあった日本語教育世界大会で、会場係をしていた時にご発表があったということがご縁となり、新宿日本語学校さんへ授業見学に行くことになりました。

うちの院生さんの交渉力に拍手~!

先方とのやり取りをすべてお任せして、引率者のような顔をしてついていきました。

授業見学をさせていただけるという話になってから約2か月、新宿日本語学校の教材類を買って一通り目を通してみて、で、実際に見せていただいたわけですが、いい経験になったようです。

常日頃、学部生の授業でも大学院生の授業でも、プロの授業を見せていただくこと、授業観察の機会を作ることの大切さを話していたのですが、こうして、本当に理解してくれていると、いろいろなチャンスを生かそうと動いてくれますので、ありがたいです。

そして、実際に見ることで、交渉をしてくれた院生さんだけでなく、一緒に行った院生みんなが、授業を見ることの大切さを実感してくれたのはうれしいことでした。

私自身、最近は学生さんを引率して出かけても、なかなか授業を見せて頂けず、

「先生はこちらでお待ちいただいて・・」

ということが多かったので、久しぶりにプロの授業を見せていただけました。

やはり、見ないとだめです。

自分の中で、実習の学生さんの指導をしているときの基準がひどく下がってきていることに気付きました。もっと厳しくしよう(笑)

小中高校で習う科目については、いやというほど、学習者の視点で授業観察していると思いますが、「日本語」はそういう機会がないでしょ?

教育大学なので、教育実習の一環として、小中高校での授業観察はさせていただけていますが、そこで学んだ教師としての視点からの授業観察を日本語教育の場でも生かしてほしいなあと思うわけです。

見学後、江副先生から3コマもレクチャーをしていただき、院生さんは大満足。

僕が普段しゃべるよりも役に立ったよね!

ふと、こういう機会をもっと教員側が作る必要があるのかなあと思いましたが、今回、院生さんが本当に満足できたのは、自分たちで設定したからかもしれない、とも思いました。

学会で、日本語学校の先生方にお話しして、お許しが頂けたら、院生さんに交渉を任せるということを来年度はしてみようかなあと思ったり。

雨の激しかった東京でしたが、いい一日でした。






愚痴を一つ。




天気予報を見て出かけよう。

7人で傘が3本なんて、ありえないっす。

北陸で暮した事のある人であれば「弁当忘れても傘を忘れるな」という言葉に慣れているはずですが、東海地方の人には無理かなあ。
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