AWA@TELL まいにち

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総合演習2 初回でした

2008年04月10日 | 日本語教育
「総合演習2」という授業の初回でした。

この授業は、外国籍児童のためのリライト教材に関する授業です。
昨年までは現代GPをいただいており、算数の教科書を始め、リライト教材を作ってきています。
今年度前期のこの授業、算数の5年生上下、6年生上下の教科書のリライトを行い、印刷製本まで行う予定です。
1回目の今日は、この授業の意義についてお話しました。この授業、日本語教育コースの学生だけでなく、数学専攻の学生や情報教育専攻の学生も受講している、文理コラボの授業なんです。それが面白い。それに、愛知県で顕著に現れている外国籍児童の問題ではありますが、これから日本で暮らす外国籍の人々が増えて行くのであれば、どこで教員をしていても、退職するまでの40年の間に、必ず一度は直面する課題になるわけです。学生の時に、そうはいっても、まだ時間に余裕があるときに、体験的にどんなものを作って行けばいいのかを知るのは、貴重な体験だと思います。

なんといっても、こんな授業が取れる教員養成系の大学なんてあんまり無いですよ。作った教材は、参加した学生の名前が著者欄にずらっと並んで、実際に小学校で使用していただくことになっています。

検証作業は、これを使った児童生徒の追跡調査が必要になってきます。なにぶん、データの蓄積が無いもので、一つ一つが手探りです。

授業を担当している僕自身、勉強の毎日です。

現場の子供たちのことを第一に考えて、いいものを作っていきましょう。



どうでもいいことかもしれませんが、自分の子供達が小学校に通っている姿を見て、この子が日本語以外の言語しか通じない学校に放り込まれたらどうなるんだろう、とやりきれない思いになります。外国籍児童の親の皆さんも、きっと同じ気持ちのはず。それが、実感として受講している学生の皆さんに通じれば、きっといいものができると思います。

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