AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

地下鉄と車いす

2008年05月01日 | どーでもいいこと
昨日の退勤時、乗り込もうと思った乗り口に並んでいると、後ろの車いすの方が並ばれました。同時に、駅員さんがお二人、板を持っておいでになりました。駅員さんのお一人は、若い方で、たぶん今春採用になったか多難だろうなあと思ってみておりましたが、車両に乗り込むための板を広げたりたたんだりする練習を、年配の駅員さんの指導で、地下鉄がくるまで繰り返していらっしゃいました。

三つ折りになっていて、手提げのひももついているのですが、片手で広げたり閉じたりできるように作ってあって、手際の良さに感動しました。

地下鉄で移動sて、降りるときも、その駅の駅員さんが板を持って待っていらっしゃって、スムースに乗り降りができたのはいうまでもありません。

駅は、ホームを移動する際にどうしても上り下りがあり、エレベーターがないと車いすごと介助の方が抱えるという騒ぎになります。一時期、エレベーターの設置が進んでいない駅では、利用のたびに駅員に声をかけてください、という貼紙がありました。

介助の仕事をしていた友達から、移動のたびに声をかけることの不便さや、若い女性の場合、体に触れられることに対する抵抗があることなどを聞いて、なるほど、と思ったものです。

ノンステップバスなどもありますが、車いすを始め、体の不自由な方が自分の気分でぶらりと町を散策できるようになるといいなあと。

そんなことを思いました。

昨日の駅員さんは、とてもにこにことなさっていて、「仕事だから仕方がない」という気配を少なくとも僕にはみじんも見せずになさっていました。

退勤時に、いい経験をしました。
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