AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

プサン 6日目

2008年07月15日 | 研究
竹島問題で、ぎくしゃくし始めた日韓両国ですが、私がプサンにいるせいではありません。
初めて韓国に来た96年の赴任時も、この領土問題で揉めていた時でした。プサン港からのタクシーの中で、延々と「トクトヌン ウリタン(独島はわが領土)」のテープを聞かされたいい思い出があります。

今日の朝ごはんはカレー。

食後、プサン博物館へ出かけました。
地下鉄1号線で、中央洞から西面まで。そこで2号線に乗り換えて、大淵までです。ここで降りて、徒歩15分という距離でした。タクシーだったら7000ウォンは超えるかな、それを1日乗車券3500ウォンで済ませたのがうれしいです。

博物館の入場料は500ウォンです。
ちょうど「ティファニーの宝石展」というのを特別展示でやっておりましたが、こちらは10000ウォン、もちろん入りませんでした。入っても面白かったかも、とはちょっと思うんですけどね。

展示は先史時代から現代まで続きますが、日韓関係については和光の話から、豊臣秀吉の出兵、徳川時代の朝鮮通信使、植民地時期、と多彩な展示があります。
日本語のパンフをもらって中に入りました。音声解説の機械は借りませんでした。

で、思ったのは、植民地時期に入ると、解説に日本語が加わるんですね。日本人へのアピールなのかもしれません。今回、興味を持ったのは、当時の学校で使われていた掛図があったんですよ。

時間を作って、すべてのページを見せていただけるように交渉に行きたいところです。知り合い、いないかなあ。

外国の研究者として、韓国の皆さんにお願いしたいのは、日本の支配を非難するだけではなくて、当時の資料や証言を数多く残しておいていただきたいことです。数多く。資料の共有をというのは、天理大学の前田先生のお言葉ですが、秘蔵の資料で何かを言うのではなくて、共有の資料で、相互の意見をたたかわせたいと思います。それではじめて研究が進歩すると思うのですが。

昼食はソルロンタンをいただきました。
おいしかったです。

午後、ホテルに戻って発表の準備を続けました。
あと一息です。

晩御飯は、カルビタンにしました。先日昼食で食べた所とは別のお店です。
うーん、前の店の方がおいしかった。

それはそれとして、今回、食堂に入って気がついたのは、食材の原産地についての張り紙があったことです。

牛肉・・・韓牛 とか、豪州産 とか
豚肉・・・国産
野菜・・・キョンサンド 南部の物

なんてね。米国産牛肉の件でもめてますが、それが原因でしょうか。

今日も洗濯をしました。仕事の間に洗濯ができて、乾いてもくれるのがうれしいですね。

明日は、テグに日帰りで出かけます。KTX、乗ってみるつもりです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« プサン 5日目 | トップ | プサン 7日目 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

研究」カテゴリの最新記事