AWA@TELL まいにち

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論理的な日本語表現を支える複合辞形式に関する記述的総合研究

2005年06月29日 | 
 滋賀大学教育学部の藤田保幸先生から送っていただきました。平成14~16年度の科学研究費補助金基盤研究(B)の研究成果報告書だそうです。
 14本の論文が掲載されています。最近、文法研究から遠ざかっているので、研究動向もつかみ切れていないんです。読んで、どれくらい理解できるか不安になってきたり。
 ただ、日本語に限らず、言語の文法的な特徴について知ることはとてもおもしろいですよね。母語であれば、大量に集めた用例を眺めて、初めて気がつくこともありますし、外国語と比較したら、日本語の特徴が見えてきたりしてうれしいモノです。
 思えば、学部時代も修士時代もこうした文法というか、文構造に関することをテーマに勉強していたんですが、おもしろかったですよ、本当に。もう一度勉強し直してみようかな。

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砂川有里子 「言う」を用いた複合辞
馬場俊臣  複合辞「うえで」について
藤田保幸  複合辞「~くせに」について
前田尚子  原因・理由の暗示的累加を表す従属節
山崎 誠  新聞記事データに見る「につれて」「にしたがって」
江口 正  集合を設定する「ウチ」の分布特性
三井正孝  単純格助詞と置換不可能なニツイテの構文的性質
丹羽哲也  「格助詞+の」および「ての」について
服部 匡  「どころではない」とその周辺
田野村忠温 コピュラ再考
松木正恵  分析的傾向と複合辞
中畠孝幸  複合辞「として」について
塚本秀樹  日本語と朝鮮語における複合格助詞再考
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非売品
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