AWA@TELL まいにち

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晋州教育大学校の皆さんの授業実践

2017年05月19日 | 日本語教育
今年度は、例年お世話になっている小学校が運動会間近ということで、お忙しかったので、本学の付属小学校で韓国紹介の授業実践をすることになりました。

今回、授業のテーマはハングル。3年生と5年生を対象にした国際理解教育の一環です。


言葉を扱うテーマなので、これまでの文化的なもの以上に、気になります。

授業後の反省会では、

 〇 配布する資料に用いるフォントの選択

 〇 Can Do の考え方による授業目標の設定

そんな話をさせていただきました。

ご一緒した先生からは、授業導入についてのご指導があり、「先生がいる授業」という視点で、私も学生さんに今後話していける内容で、勉強になりました。


給食はチャーハン。

白飯と具が別皿に盛られてきて、自分で混ぜる形式です。小学校の先生から、大人の事情を聞かせていただき、何とも言えない気分に。


瓶牛乳が提供されました。ふたにつまみがなくて、紙のふたを開けるのに一苦労。防府の小学校の牛乳のふたにはつまみがあったよなあと。

ふたに針を刺して取り上げる道具もないということで、何とも不格好な開け方になりました。


例年の学校では、紙パックの牛乳で、飲んだ後分解して、内側のビニールをはがして分別するという作業をしていたのですが、今年は違いました。


小学校から大学に戻り、今日からなら京都の学校訪問とフィールドワークになるので、そのためのレクチャーを受け、

慰労会を兼ねた食事に出かけました。


私は車で下から、もっぱらウーロン茶とジンジャーエールで黙々と食べていました。

学生さんたちは、相互の言語が不十分でもとてもいい雰囲気でコミュニケーションをとっていました。



今回、先方の大学から短期留学している二人の留学生が通訳をしてくれました。

日本語の試験をすると、初級のレベルに振り分けられる一人の学生が、非常に上手に通訳をしてくれます。

語彙や文型は不十分でも、初級前半の文法項目があれば、あれだけの通訳ができる、ということを実感できました。

初級だからできないなんてやっぱり誤解なんだよなーと。


それでも、きっと、語学力のテストと思っておしゃべりすると挫折も多いんだろうなあと思いつつ、この学生さんのように、初級でも通訳ができるんだ、というレベルにすべての初級の学習者さんを引っ張っていけたら最高ですね。


毎年、授業を見せていただいて学ぶことも多いのですが、今回は言葉の授業だったので、いつも以上に面白く拝見しました。
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