AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

清濁ははっきりと

2013年08月01日 | 日本語教育
口頭テストのインタビューの一場面。


・・・へえ、料理をするんですね。いつもどんなものを作るんですか。

・・・○○とか、○○とか、国の料理です。

・・・なるほど。昨日も食べたんですか。

・・・はい。

・・・じゃあ、その料理の作り方を教えてください。

・・・わかりました。まず、ゴミと、野菜と、牛肉です。

・・・ゴミ?

・・・はい、そうです。ゴミです。

・・・何のゴミですか?(野菜くずでだしを取るのか?)

・・・日本のゴミです。

・・・ ・・・ライス(RICE)のこと?

・・・はい、そうです。日本のRICE、ゴミです。


「こ」と「ご」の音の区別が母語の影響でうまくできなかったんだね。それに、アクセントのある場所でもないから、「こ」と「ご」の中間のような音になっちゃったんだよね。

いったい何を食べたのか、すごく不安になりました。

よくよく聞いてみると、炊いた米のことだったので、「ごはん」って言ったほうがいいよとアドバイス。

リゾットのような生米から作るのかと思っちゃった。

そういえば、

以前、柏餅や水まんじゅうを焼いて食べてた留学生がいました。

「生」菓子なので、火を通さなくちゃって思ったんだって。

インタビューテストは、意外なことがわかって面白いです。
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