AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

研究会で

2009年01月31日 | 研究
研究会は、崔吉城先生のご発表を中心に進められました。
イギリス、アイルランドの調査を経て、イギリスの植民地に対する意識が二本とは大きく異なることがよく分かりました。また、日本対韓国の構図がイギリス対アイルランドの構図に非常に似ているという指摘もあり、現地で収集された資料などを拝見しながら面白く参加できました。

研究会は、一つのテーマに対して、様々な分野の先生方が集まっての意見交換があり、参加していてとても楽しいのです。思いもよらなかった見方があることを知ったり、資料も紹介していただけたり。

今回も、崔先生からご蔵書を1冊譲っていただきました。
モンゴルの日本語教育の話を雑談でそれと話に話していたところ、関係あることが書いてあるかもと昭和2年に発行された本の復刻版をいただいたのです。

この研究会だけでなく、いろいろな科研の研究会や、学会など、発表のたびに色々な方から面白い資料のお話をお聞きできたり、天理大学の前田均先生や北海道大学の中村重穂先生から資料の情報、論文の情報などをいつも送っていただけるのも、とてもありがたいことです。

資料無くして何も語れないのはどの仕事でも同じだと思います。
その資料をどうやって集めていくかが、勝負だといえば勝負ですよね。

学部時代には指導教官だった藤田保幸先生から用例収集の大切さを教えていただきながら、「お前は身につけられなかったなあ」と卒業後に言われたことを思い出します。崔先生の研究室では、崔先生の関心が多方面にあることもあって、さまざまな方から様々なお話がお聞きできます。

自分の視野の狭さに気づかされることが毎回ですが、今回も、まだまだやることがたくさん残っているなあと実感しました。

先生、本をありがとうございました。
活かせるような研究、がんばります。
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