AWA@TELL まいにち

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愛知教育大学 国際教育学会 第8回研究大会

2009年02月13日 | 日本語教育

愛知教育大学国際教育学会



第8回目を迎える愛知教育大学国際教育学会が、下記の要領で開催されます。

日時:2009年2月14日(土曜日)14時から
会場:愛知教育大学第1共通棟201教室(予定)

講演:片岡邦好先生(愛知大学)

空間描写における普遍性と特殊性について―名古屋市近郊の商業看板における道案内表現の考察―

本発表では、名古屋市近郊の道路わきに設置された道案内看板を題材にして、空間移動を促すための普遍的かつ地域特有の言語方略に焦点を当てる。ここで考察するのは、「直進300m左折すぐ」、「ユニー手前100m」、「日進駅北東200m」といった空間描写である。一見何ら変哲のないこれらの表現が、じつは我々の空間把握の方法や環境に依存する言語変異の方向性について、特定の「鋳型」を提供してくれることを例証する。
 具体的には、より広範な「認知地図」を必要とする環境では、鳥瞰図的かつ他者中心的な視点取りが好まれる一方、目標地点に近づき、より探索的な視点が求められる環境では自己中心的な視点取りが好まれるという一般的特性が、看板における空間描写においても明確に認められた。同時に、名古屋地区における環境依存型の(つまり「東西南北」を多用する)空間把握についても言及する。

研究発表

澤田久美子「『なさすぎ』などにみられる剰余的な要素『さ』」

北野浩章「発話動詞を用いた接続表現と言語の対話性」

田村建一「ドイツの大学生が日本語を学ぶ理由」
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