AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

土曜親子日本語教室

2009年05月02日 | 日本語教育
ゴールデンウィーク中ですが、土曜親子日本語教室、やっています。

例のインフルエンザ騒動もあり、県内の学校が休校処置を取られたら、この教室もお休みにしなくちゃいけないよなあと考えながら大学に出てきました。

90分の日本語授業の中で、実は口頭能力はそれなりにあっても、文字が全くダメという人もかなりの数いて、今日から文字クラスを授業の前の時間に開くことにしたそうです。授業スタート時のレベルチェックでは、口頭能力を基準にしたインタビューテストをしますので。
学生のそういう配慮、対応には頭が下がります。自分たちで必要だと思って色々考えるのはいいですよね。

で、冒頭のは平仮名クラスの教室案内。


漢字クラスもあります。

さて文字クラスをしている時に、スタッフは打ち合わせをしています。
A~Eクラス担当の学生は、各教室で教案や教材のチェックを。
子供クラスでは、学習支援のクラスと幼児クラスに分かれています。
学習支援のボランティア希望者は結構多いのですが、幼児クラスの方は、ちょっと人手不足。



 どんな遊びをするか、その遊びを通してどんな学びがあるか、そんなことを考えてくれています。

 今季からアンパンマンのDVDを導入して、歌でいろんな言葉を覚えよう、ということをしています。





大人クラスも始まります。







 初級のクラスにこの人数というのは、日本語教育について少しでも知っている人だったら、まゆをひそめる状況だとは思いますが、場所とスタッフの確保が難しく、数十人を入れての授業になっています。
 講義型が精いっぱいで、運用能力を身につけるところまで行きにくいのです。

 授業担当の学生たちも大変だと思います。

 今年は、事前に講習会をして、学習項目を絞るということをやりました。

 授業の様子を見ていると、それはある程度効果を上げているようですが、教室内用語の不徹底と語彙コントロールに危うさが見えます。

 ま、それもボチボチやっていけばいいかな。

 こんな経験ができるというのはとてもありがたいことです。
 学生ボランティアにとっても実りあるものになるといいなあと見ています。
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