金沢に暮らし始めて40数年.。この街で「見たものは、見た」。最近は「軒端に冬の山晴れて見ゆ」って心境に。
金沢暮らしの日々 ~努力は時々 報われる~
いい寿司屋を見つけた! @ 本津幡駅前『長さん』
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羽咋で仕事の後、七尾線本津幡駅で途中下車。店は駅から徒歩2分の裏路地にひっそりと佇んでいます。見た目は普通の「町の寿司屋さん」なのですが、建屋はかなりの大箱。きっと昔は、この界隈の宴会場として賑わっていたんでしょうね。
平日の18時半ごろですが、先客はおじさん二人組と、おひとり様の3人のみ。しかし、小生入店後も次々お客さんがやってきます。19時には都合12名。それを大将と内儀さんのみでさばいています。
でも他のお客さんも注文したものもさほど待つことなく出てきます。これひとえにお二人の熟練のコンビネーションのなせる技ですね。寿司屋なのですが、「町の居酒屋」も兼ねているって様子ですね。そういうの嫌いじゃないですよ。
まずは「黒板メニュー」から、サザエ刺し〈800円〉をいただきましょうか。結構大きめのサザエ1ケをすいすいと捌いてあっという間に刺身に。一切れ口に入れれば、サザエの香りがいっぱいにひろがります。うん、いいサザエだ。ワタも生のまま出して下さいました。これがまた美味いんだな。
お次は「庄川の鮎3尾塩焼き」(750円)にしましょうか。若鮎サイズで、これもまた鮎の香りが口いっぱいに広がります。あ~美味い!!。「瓶ビール2本目お願いします」
帰りの電車の時間もあるので、じゃそろそろ鮨にしましょう。「あと、にぎり1人前もお願いします」「あいよ~」、大将は超忙しいのにリズムよく対応してくださいます。
帰りの電車の時間を気にして、小生がチラチラを見るのを、大将は見逃しません。きっと他の客の注文もまだ残ってるに違いないのに、一心不乱に握ってくださいました。カウンターだけど、丸皿に盛り込まれて出されます。これがまた見事な色あいですねえ。見て美しいものは食べてもおいしいですねえ。おかげさまで、帰りの電車、余裕で間に合いました。
この店、気に入りました。また来ようっと。今日の舌代5000円也。ご馳走さまでした。
帰り際の内儀さんとの会話
「とてもおいしかったです。ありがとうございました」
「どちらからいらしたんですか」
「こちらの評判を聞いて、金沢から来ました」
「それはありがとうございます」
「また伺いますね」
「はい、おまちしております」
なかなかいい夜だったです。
(※写真撮らなかったので、別の日の開店前の姿です)
こちらは本津幡駅の駅舎
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私もかつて1976年~1983年頃「放課後」によく通っておりまして、あの素敵な詩のことが忘れられません。よろしければ、あの詩を本ブログの記事としてアップしていただけませんでしょうか?
ご検討よろしくお願いします。