片町と広小路の間 ～ ここに昔 アリランがあったね

　 　この場所、町名では“野町１丁目”なのだが、あんまり野町って感じはしないよね。もうほとんど片町。だって犀川大橋のすぐ側だしね。感覚的には片町と広小路の間って感じかな。 　今はもう更地になったけど（といっても畳４枚くらいの広さか？）、以前ここに、みんながお世話になった、焼肉屋アリランがあったよね。お隣の寺喜屋さんの外壁にへばりつくように建ってた。写真で歩道の色がピンク . . . 本文を読む

串田孫一を知ってるかい？

　 　串田孫一が好きです。串田さんの　まるで夢のなかでスラスラ書いているような詩的な散文に憧れました。とくに、山に関する著作をよく読んだね。昔、旅行中のパリのメトロの中でも、岩波文庫の『山のパンセ』を読んでたくらい。『もう登らない山』もよかったあ・・・。　串田さんの山に関する文章には、山の知識やうん蓄、説明などではなく、つまり「山について」書いているのではなく、「山で考えたことを」を書いているの . . . 本文を読む

長町２丁目界隈 ～ ここに昔、豊精園があったんだね

　 　長町２丁目といわれてピンとこなくとも、ここは昭和に金沢時代を過ごした御仁にはなつかしい「豊精園」のあった場所です。長町２丁目というより、実感は中央通りだね。豊精園は、世の中が２１世紀になる少し前、１９９８年か９９年に　閉店された模様。　現在は、豊精園の建物をそのまま活用して、焼肉「おおはし」に衣替え。店内の構造も基本的に当時のまま。丸みを帯びたカウンターも健在です！。店内に入ると、あの手品 . . . 本文を読む

寺町界隈 その２ ～ 雑貨の店「乗越」

　店は、寺町通りに面していないので、車で行ってもなかなか見つけにくいと思うよ。戸水屋さんの真裏というか、鮨の小林さんの裏というか・・。でも小林さんの左側の道路は、大通り側からは進入禁止の一方通行だから、なかなかむつかしい。 　てなわけで、歩いて行ってきました。この噂の店、営業日が水と土の週２日なはずで、先日、土曜日に行ったのですが、なっなんと　その日は　月１回唯一お休みの土曜日なのでした・・ . . . 本文を読む

ウイスキーのサイドカーをひとつ

　サイドカーは、シェイクするカクテルの定番の一つ。先日　夜行高速バスの到着を待つ間、あるバーに寄った。さすがに　この年になると　鮨屋でもバーでも　普通に一人で入ります。まあ　自慢するようなことではないけどね 　「ウイスキーのサイドカーを　お願いします」と注文すると、「かしこまりました」と普通に反応してくれて　ありがたかった。 　これが「ウイスキーのサイドカーでございますか？」と一応　疑問形に . . . 本文を読む

浅野川界隈 ～ 遠い日の思い出

　 卯辰山は　山頂まで十分な広さの舗装道路があるので、山歩きではなく、ドライブコースである。 　その中腹から　浅野川越しにみえる、陽にまばゆく光る黒瓦の古い街並みが、しばしば観光写真に使用される。(ただしこの写真は旧青年会館からのものです) 　町名では　桜町　暁町、天神町２丁目ってところだろうか。確かに、おちついた町並みではあるが、道路が狭いので　車がすれ違うのに苦労する。雪が積もればなお大変 . . . 本文を読む

昼から飲むのが好きである

　昼から飲むのが好きである。まあ　そんな「ハレの日」は、めったにないが・・・。 　飲むのはビールではない。酒である。ビールならどのファミレスでもフライドポテトで飲めるが、それではつまらない。ちゃんとした酒肴で飲むのがよろしい。その非日常的な行いがたまらない。 　都会では、朝からやってる立ち飲み屋も数多く、平日も朝からご同輩で混雑の模様 　　↑まあ　こんな感じ？　 　だが、金沢では幸いなこ . . . 本文を読む

沖縄の海の青さの隣には

  　沖縄には　何度か行っているが、いつも１泊２日。今回も実質２６時間滞在。梅雨入りしてどんより曇り空の北陸から、そこはもう夏モード全開であった。　名護の店は、那覇のように「観光客御用達」って感じのところは少なく、地元のみなさんも、観光客も入り乱れて隣り合わせで楽しめた。　名護といえば　普天間基地の辺野古への移転が取りざたされ、それに対する反対の大運動は今も継続中。　政権取りたさに「最 . . . 本文を読む

スイカが大きくなる瞬間なんて 誰も見たことはない。しかし・・

先日のNHK番組で、上野千鶴子と爆笑問題が激論トークをしていた。 まあ　どちらもどちらっって感じのトーク内容だったが、上野の「世の中　少しづつしか変わらないのよ」という意見には同感。 少しづつしかかわらないのは、世の中だけじゃなくて　人間だって　なんだってそうだね。 スイカが大きくなる瞬間って誰も見たことないけど、でもスイカは確実に大きくなってゆくんだな。 ※※※※※※※※※※※※※※※ . . . 本文を読む

夜行高速バスに乗る前にすることは・・

　夜まで富山で仕事があったので、翌日の東京での朝から仕事のため、そのまま富山から夜行高速バスに乗った。３列シートであり、座席もかなりの角度でリクライニングでき、思ったほど悪くはなかった。 　寝台特急『北陸』がいたころは、金沢から、東京フリーキップ２２，３２０円で　Ｂ個室も利用可能だったね。０泊３日の出張ってことも、個室寝台ならなんとかこなせた。夜行高速バス、３列シートなら、また乗ってもいいかな . . . 本文を読む

大量生産、大量消費、大量廃棄

３．１１を機に、自然エネルギーの活用が強調されている。 「低エネルギー社会は、我慢を強いる社会ではない。人間が人間らしく普通に豊かに暮らせて行ける社会。長時間労働をなくせば、それだけでエコライフにつながる」との主張はそのとうりであろう。 　確かに、世の中「大量生産、大量消費、大量廃棄」が当たり前になっているよね。これはモノだけでなく、テレビ番組や音楽というようなソフトだって例外じゃない。 　 . . . 本文を読む

北極星は 控えめに輝く

  　今住んでいる地域は　金沢の南の端の山の中。さすがにこの周辺は、夜に灯りが少ないためか星空が美しい。星座って「季節もの」のイメージだけれど、地球の自転にあわせて、一晩で結構いろいろな季節の星座が見える。オリオン座は　普通は「冬の星座」ってことになってるけど、夏だって明け方まえに、東の空に横たわってちゃんと見える。   　まあいつでも見えるのは、北極星だけれど、この北極 . . . 本文を読む

北陸・糸魚川 日帰りプチ旅行

天気予報の「北陸地方に大雪」は、新潟のことを言っているのだが、新潟県民は　もちろん自分たちを北陸と思ってはいない。 福井も、若狭地方の人は　自分たちは近畿と思っている。 　そんな地味な北陸地方を、1日2000円で、乗り放題なのが、ＪＲ西日本の「北陸お出かけパス」。東は新潟県糸魚川、西は滋賀県長浜までの範囲で、普通車が乗り放題。ただし土曜日休日限定。まあ「青春１８きっぷの北陸版」みたいなもの . . . 本文を読む

脱ミネラルウオーター宣言

　３．１１を機に 今までの生活スタイルを見直したと言う人も多いだろう。 　僕もそのひとり。で 具体的に何を始めたかというと・・・ミネラルウオーターを買うのをやめて 水道水を、空のペットボトルに入れて飲むようにした。だって そもそもガソリンより高い水って何様？って感じだよね。エコに敏感な人は 水道水のマイナスポイントをいくらでも論うことはできるだろうが・・・。 　でも ついこの間まで、水道水 . . . 本文を読む

武蔵界隈 ～ 握ってなんぼの正統派 「祥鮨」

　名鉄エムザ裏の通りの　格子戸のきれいな古民家のような鮨屋です。白い暖簾と白い小さな看板があるのみ。それが無ければ　鮨屋とはわからないですね。店に入って左側がカウンターで、奥に4人用の小さな床の間のような小上がりがあるのみ。昨今　まるで居酒屋のような寿司屋は多いが、ここは、鮨を食べさせてなんぼの　正統派の鮨屋といえます。 　僕らが　伺った際は、鮑　万寿貝　サザエ　岩蛸　かさご　まごち　など . . . 本文を読む