秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(或オッサンの話)

2012年10月14日 | Weblog
宿借りブログの主様が、祖谷に借家をして、暮らす前に、その借家には
或オッサンが、住んでおりました。

そのオッサンの容姿も、失態も、とやかく申しません※頭がハゲていたとか
酔っ払って石垣から落ちたとか?そんなことは、書けません。

でそのオッサンは、仕事で祖谷に配属された、警察屋さんでした。
このオッサン、祖谷が大好きで、結果、早期退職をして、借家を探し、祖谷に住み着きました。
早期退職です。免職になったのでは、ありません。悪しからず。

お酒が大好きな理由で、免職させられるのなら、日本中の、公務員は八割位は、いなくなるのでは…
ないだろうか?(飲酒運転~をモミケシテ無事に退職金を手にした公務員もおりましたが?
はてな?このオッサン、

当時、時々、殆どまれに?記憶が失くなるという、持病?がありました。
数時間前の出来事が、記憶から、消されるのでございました。

あれは、借家で毎日、お焼酎を、お召し上がりになられていらした頃…
ワタシに電話が、ありました。

『おぅっ~菜菜子さんか、あのの、旨い漬物持ってきとんじゃ~取りにこんかえ?』
「行く行くっ!サンキューサンキュー♪」

主人と二人、仲良く出掛け、少し予定の時間を、過ぎてしまいましたが、漬物は
そうは腐らないだろう~と安心しながら、オッサンの借家に着きました。
玄関はあるようで、機能していませんでした。手っ取り早く
庭が見える正面のガラス戸を開けました。

オッサンは座っていました。

……
……
少し
……
お目目も
据わっておりました

「所長~ありがとう~頂きに寄ったよ~~!」

と笑顔マックス
気分は上々~
のワタシ達っ!

オッサンは座ったまま
据わったお目目で、
言いました

……
……『おまえら…
何しに 来たんなぁ~ 』
達の悪い、やーちゃんに見えました。

「さっき、漬物取りに来いって言うたでぇ~」

『わし、そんなこと言うたか~!』

ふと見ると、コタツの上に、割れたコップとコップがもうひとつ置かれていました。
誰か先に来ていたみたいでした。
「なあ、なあ、誰か来とったん?」
と聞くと、オッサンは、据わったお目目で、言いました。

『そんなん知るかぁ!今さっき、誰か来たように思うけど、覚えてないわ~!』

割れたコップ
飲みかけのお焼酎
姿を消した第三者

捜査は難航しない!
早い話
いつも こんな感じだったから

このオッサンのネタは、まだまだ あるのでございます。

勿体ないので、次回に続けます

その当時の暮らしを書いた、手記を当時、自費出版しております
彼のブログで、発表していくからと、電話で言っておりました。
書き始めたら、報告しますね。
読んで上げて下さいませ。
まてよ…ちなみに、電話の声も、かなり酔っ払って?おりました。
覚えているのか?
記憶は あるのか?

祖谷の山々、
ジワッと染まりかけてきています。
枯れ葉の婆さんの山になるまえに、
シャキシャキの美しい紅葉をお見逃しなく

『命短し
恋せよ 乙女』

ほんなら またの~♪機嫌ように しよれよ~♪
草 々

























































コメント (3)
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