読者の皆様、ご無沙汰しております。
ついでに 暑中お見舞い申し上げます。
で 本日は高齢者の恒例の村で一斉に取り組まれた、道路の奉仕作業で、ありんした。
読者の皆様は
「あ~あれか~毎年やっている道つくりの作業か、パン一個とお茶一本で、ガンガンの太陽を浴びながら
ヘトヘトになりながら、働かされる、あの奉仕作業か~」
と察しがついておりますでしょうが
今年は 道つくりで 死者がでる!!!
と言う 一歩手前で、ございました。
ドラ○モンに似た??去年までの区長さん。
朝8時前、 全身を紫外線避けに包んで外にでた ワタシの視界に そのドラ○モンが 歩いてきた。
『ヤられたわ、朝一番で蜂に刺されたわ』
「あー、多分黄色い小さな蜂だろ~」
『葉っぱを握ったら、手をさされて、今、N石の奥さんにホウセンカの付けてもらった』
早い話が 自然療法の応急処置。
「あー、あれはよく効くわ。大丈夫じゃよ♪ほんなら、ワタシとF本のおばちゃんは
いつもの場所を、やりよるけんな~ほんならね~~~」
いつもの農道を 若い男子2名と ワタシと
80才近いのに 元気なおばちゃんと、セッセコセッセコ 作業しておりました。
スコップとホウキと熊手の華麗なる コラボレーションっ!
暫く したら 救急車の音。ドラ○モンが 救急車で搬送される情報が 入る
四人の会話
至って明るい 会話
『めったに草刈りせんきん、蜂の巣 わからんかったんじゃの』
『めったにって、初めてじゃないん』
「去年まで区長さんの段取りばっかりだったけん、作業はあんまり、してないわなー」
※区長さんの段取りとは、散らばって奉仕作業中の集落の方々に、パンとお茶を配布する。
「前に電気の草刈り機で、草と遊びよったよ」
※電気屋さんだから
しばらくして、
四人の上空を ドクターヘリが 飛んだ。
「まさか、このヘリで?いくんかえ?」
『もしかして、蜂アレルギーだったとか?』
一瞬 四人の作業が止まる。
…が 再び 作業開始。
とにかく 毎年 毎年、確実に集落から 人が減るから、その分 作業はキツくなる。
こちらは こちらで、
毎年 毎年 歳を とっていくから、
作業が キツイっ!
今日の陽射しもキツく、女子であることを 忘れる位動きは オッサン化している。
おばちゃんが
しゃべる。
『蜂も巣作ったら、わがの家とおんなじじゃけん、偉ろうなるんじゃわ。
人間とおんなじじゃわ~ほんなきん、巣に近づいたら、怒るわのー』
おばちゃんが
しゃべる。
『ワタシの弟やこし、小学校四年の時に、34ヶ所刺されて、親に布団で寝よったら治るって言われて
まっこと寝よったら、何日かして、治ったんぞよ~』
※数えたんだね。
おばちゃんが
しゃべる。
『昔、戦争終わってから、アメリカの飛行機から、いっぱいなにもかも、まいて落としてくれたんぞよ。
エンピツやら、子供らが喜ぶもんよの、銀紙に包んで空から、イッパイ落ちてきたけど
それ拾うたら爆発したら恐ろしいきん、誰っちゃあ、取りにいかなんだわ~』
で ヘトヘト 賑やかに 奉仕作業は 終わり、なぜか今年は お昼にお弁当が、配られた。
ごちそうさまでした。
ワタシは 深く 反省をした。
ドラ○モンが、蜂アレルギー、アナフィラキシーショックになるなんて
全く全く予想していなかったから、
もし、あのまま 逝ってしまっていたら
最期に交わした言葉が
「ほんならね~」
本当に ほんならね~になるところだった。
救急車を呼ぶ時に ワタシに電話をかけていたのに、ごめんよ~ごめんよ~
ワタシの携帯は 我が家のキッチンで 休憩してました。
長い1日が 終わった。
ドラ○モンは 点滴治療を受け 今夜 帰宅する。
お昼に現場に残されていた、キンチョール2本。
軍手を そっと片付けながら、助かってよかったと、つくづく 思った わたくしで ありました。
村に一件しかない、電気やさん。
まだまだ 死なないで~!しもの電気やより、ちょっぴり高いけど、君がいなくなったら、村人が 困る。
そして、二度と 草刈りの真似をしたら なりませんっ〆 アーメン