秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

道後ゆのまち暮らしに歩いて、歩いて、走って、歩いて、歩いて

2017年01月13日 | Weblog

山を歩くときは、努めてゆっくり、しずかに、を意識して歩いているわけで
山頂へ到達しなくても中腹でもいいじゃあないかとの思いがある

日常の「歩き」は四国の道である瀬戸風峠を中心に周囲の変化に富んだコースを設定して
楽しく歩けるように、体調に合わせながらしているが、時にはジョギングを取り入れる
こともしている、とはいっても早足に毛の生えたようなていどである
走るといっても5分―10分ぐらいしか続かないがそれでも良い、また、歩いて、楽になればまた走るのである
それの繰り返しで充分と思っている

身体を柔軟に保っていきたい、年寄りになるとどうしても硬くなって思うようにならないし、脳にも良い影響を与えたい
頑固になってくるのを少しでも柔らかくしたいものだ
心身とも柔軟にして、いまの時代の多様性に戸惑うことのないように楽しく生きたい

ぼくは歩いて、走って、歩いていると身体性の軽やかな心地よい疲労感、ゆっくりと変化する風景、空気、匂いなどが
脳に作用するのか、はっとする「気づき」を齎してくれる、突拍子もない考えであったり、偶然の出会いであったりなどで
なんともおもしろく、楽しい「気づき」で、生きることの豊かさを感じてしまうのである

目の前の生活を追いかけて人生の大部分を過ごして、老いて、死んでゆく、ぼくは暮らしの隙間に一瞬の「気づき」を
楽しめる時間が「歩き」の存在のようだ、束の間のオアシスはいいものである


































































遠回りに歩いて道後の外れになる祝谷に下りて住宅地の中ごろに道後が生んだ
画家の古茂田守介の兄で同じく画家の公雄の住居がひっそりと佇んでいる閑静なところを
抜けて道後湯の町の高台の小道を歩いているといい発見があった

古びた二階建ての住居に「道後湯月焼 工房 びびあん」と看板が掲げてあった
元来焼き物好きのぼくは躊躇することなく扉を開けて声をかけてみると
仕事をしていた女の方が粘土を両手に付けたまま出てきた

工房を見せてくれるとのことで、ちょっとした作品の展示や、大小の窯のうち小のほうでは
ちょうど焼に入っているそうで、ゴーゴーと音が出ている
女性作家の方の説明では、20数年になるが釉薬に温泉の湯を使用することを思いつき試すと
湯の成分が作品に微妙に作用して、思わぬいい作品が出来て、独自の焼き物に仕上がったそうである
































コメント
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