秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ( 突然ですが検査のお時間です・前編)

2019年06月20日 | Weblog


前略・
空梅雨が?続いておりますが、皆様お変わりありませんか。
乾いた空の下、草刈り機の音が、あちらこちらで響いています。

夕方には夏の終わりのような風の匂いがして、人間様も自然界も狂いかけているみたいです。
そんな人間様のわたくしは、長生きしたくない~と相変わらず豪語しながらも
定期検診だけはこまめに受け、本当に自分で自分の真意が解らない。

そして、四年ぶりの大腸検査。
前回指摘され、経過観察中の小さなポリープはガンに変わっているのか?
時折、左の腹部が痛んでおりました。
今回は絶対に何かしらの処置(内視鏡によるポリープ切除)はされるかもと
しっかりと数日の入院の準備をして、病院に向かったのでありました。

もし幸運に問題なければ、運転して帰らなくてはならない。
今回も軽度の麻酔はお断りして、カメラ対ワタシの素面の一対一の戦いになった。
受付を済ませ、検査室に行く。

看護助手の方に幾つかの確認をされる。
「前回は四国○央さんで、検査されたんですね。その時にポリープがあると言われたのですね」
「はい。三年後に検査するように言われていましたが、四年後になってしまいました」

そうですか~と爽やかに頷いてくれるショートボブ女史。
「こちらの病院の女の先生が検査が上手だと知人に聞いたので、こちらの病院に来ました~」
ニコッと笑って女史を見るワタシ。

ニコッと笑って女史が微笑み返す。
「今日の検査は女の先生ですね~」と、独り言みたいにパソコンを見ながら伝えてくれた女史。
「やったぁ~嬉しいです。別の先生ならどうしょうかと思いました~」
素直に手を挙げて悦ぶワタシ。
「今日の大腸検査の方は二名だったのですが、一人キャンセルになったので、お部屋は○○さんの貸し切りですよ~」

爽やかに話す女史。
「エ~、なんかワタシ、ツイテますね~貸し切りですか~」
素直に歓声をあげるワタシ。こんな歓声はあのガソリンスタンドの小銭泥棒以来だ。
大腸検査を受けた者でしか、共感できない控え室とトイレの独り占め。

広いソファーにテレビ、雑誌。3つのトイレ。
誰にも気を遣わないで、半日を過ごせる。
とりあえず、エアコンのスイッチを切る。
国道の見える窓のブラインドを上げる。外は晴天だ。

ソファーに座る。
小さな丸いテーブルの上には、一リットルに薄められた下剤と紙コップ。
今から1時間。五回に分けてゆっくりと、この下剤を飲みほすのが、第一関門。
1時間かけて、飲み干したら次に腸内の泡を消す薬を飲んで
更に持参した五百ミリリットルのお水を30分かけて、ゆっくり飲み干す。

どうでもいいが、この泡を消すクスリの名前はガスコンっ!
なんか、強そうな名前だ。
一杯目の下剤をゆっくりと飲む。

味はハチミツをポカリで薄めてそれに少しの煮汁を足した様な複雑なお味。
飲めないことはない。
だって 飲まなければ 検査出来ない。
最近は亡くなった友達の夢ばかり見ていた私…
で…明日に続く 〆







































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