秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(氷柱にマイナス時々ワタシ)

2020年12月17日 | Weblog
前略。
軒下に小さな氷柱が、規則正しく並んでおります。
冬の空から落ちてくる、雪の粒を見ながら
滅多にしない取り越し苦労をしています。

今週の日曜日。恒例の大凧を書くのでございますが
本日は休日だったから村の中にいるのでございますが、
明日、町にお仕事に出かけて、もし明日が今日以上に積雪したら
そして金曜日も更に積雪したら?

私……村に帰れなくなるかも?
村に帰れなくなったら、早い話が、大凧製作が不可能になる。
で、気を紛らわす為に、とりあえず下絵のイメージだけでも考えようと、エンピツを持つ。
ハリネズミは、好評だった。
お菓子女史も、褒めてくれていた。

私は1人に褒められると、100人に褒められた様な錯覚をする。
本当におめでたい性格であります。
で、今までの大凧の絵を参考にしようと、過去の記事を検索してみた。

記憶に無い作品も、数点ある。全く記憶に残っていない作品もある。
テラオの兄さんが一人で描いた?そんなことは、あり得ない。
地元の子供達に描いて貰った時が、三回あったと記憶している。

毎年、アニメ系で描くか、リアルに描くか、実力も無い癖に、とりあえずは思案している。
今年は本当に、日本全体で悲惨な出来事ばかりだった。

リアルな牛を描いても愉しくない気もするから、かわいいアニメ系にしよう!
と、エンピツを持ち書いていたら完全に幼児の落書きみたいになった。

落書きしながら、窓の外の雪を見る。空を見る。手元を見る。ウシを見る。
ダメだ〜。こんなんで元気になる筈が無い〜。

我こそは!描ける!と自信のある方がいらしたら、一報下さい。悦んで歓迎致します。
なんだかんだと、毎年描きながら、最近テラオの兄さんと口にする言葉。
『来年生きて無かったら、今年が最後の凧になるなあ』
リアルな現実で、ございます。
申し訳ない位の、非日常な休日の一日が終わる。

医療従事者の皆様の想像を絶する現場を思えば、私の毎日が本当に
こんなに呑気で許されるのだろうかと、自問自答してみる。もう、医療崩壊じゃないか!

これくらいは大丈夫って、少しずつ捨てた小さなゴミが、波になって跳ね返ったみたいな現状。
医療従事者の方々が倒れたら、もうジ・エンドではないか。
政府の対応に、もどかしさと歯痒さを抱くのはきっとみんな同じだと思う。

徳○県が感染者が少ないのは、水?空気?風?山々の神の懐だから?
勝手に空想を巡らせてみる。

窓の外は白と黒の世界。
吹雪でも、ヤマガラはやってきた。
新鮮なヒマワリの種をせっせと追加しながら、声をかけてみる。

『寒いだろー。がんばれー。』
と言いつつ、ヒマワリの種代が家計を圧迫しかけているので、
『もう、下の山に移動したら?』と呟いてみる。

鳥の生態が、判らない。無知でございます。
そうか、国の先生も判らないから、何も判らないから、日本はこんなになってしまったの?
判らないのなら、何かしらの努力はしないのですか?
協調出来ないのですか。命の前に、理屈は要りますか?

とりあえず、雪は落ちなくなった。
景色は、止まっている。
無風であります。
四国の山のマイナスの小さな小さな村の片隅で、本日も呟いてみる。
『コ、コ、コロナよ!
たいがいでええぞー!もう、どこぞへいねよ〜!!』

       草草























コメント
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