30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

到来の酒はうまいものばかり

2011-02-13 | 

4カ月ぶりの「酒の話になる。

正月を挟んで相変わらず酒ばかり飲んでいるのだが、定番の酒ばかりで、時節柄これを燗して飲んでいる。晩酌はいつも「とりあえずビール」からはじまるのだが、さすがにこう寒いと、いきなり燗酒を飲みはじめることが多くなった。

このところ、自分で買う酒に取り立ててこれはという酒にめぐり合わない。不運というよりも見つけようと努力しなかったこともある。いつも定番以外の酒でうまい酒をと意識しているのだが、なんでも努力しないと手に入らないものである。

ところが、到来の酒にはうまいものが多い。もちろん値段がいいからで、清酒は値段がいいほど「いい酒」になる。あとは自分の舌が気にいるかどうかである。

最近の到来の酒を3点。さすがに大吟醸、純米吟醸クラスの酒ばかりだ。私はこれら特定酒上位の酒を普段に毎晩飲める身分ではないから、めったなことでは手を出せない。私が普段の酒として買うのは2300円前後のもの。特別の場合でもないかぎり、特別純米、純米、特別本醸造、本醸造の4種あたりが分相応の酒だ。

それだけに、到来の酒はいい酒ばかりだから、これ幸いと飲みたいのだが、これが飲めない。こんな高い酒ばかり飲んでいると、きっとバチがあたるのではないかと思っているから、なかなか飲めないで台所の隅に置いてある。かみさんから「貧乏症なのねえ」といわれる。それも当たっている。封を開けるきっかけはお客が来たときである。

ちょうど家の建て替えの新築祝いで、このところ客が多い。客にはいい酒を飲んでもらいたいからこの3点の封を切ることができた。この3点は「龍力大吟醸・上中」、「特別純米・玉彦」、「桃川・純米吟醸」。さすが「上中」は値段相応にうまかった。正直のところ私にはもったいない酒だ。「玉彦」ははじめて飲む。醸造元は山形県河北町の和田酒造。濃醇な味がいい。

3点ともいまだ少し残っている。この中の一点を定番の酒の前に、ちびり一杯飲むのがまた楽しみである。「やっぱりうまいねえ」なんていっているのだから、なんとも意地汚い飲み方だいわれてしまそうだが、この飲み方が性に合っているのだから仕方ない。


  

       

 


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