↑見ての通りいい出来です。形も揃っています
↓茎が倒れてきました。収穫のサインです
タマネギの収穫だ。計画通り約300個を育てることができた。関東はことし早めに梅雨入りしたものの今週の週間予報は空梅雨が続く。タマネギを収穫するには絶好の天気になっている。
タマネギは茎が倒れたら、収穫してもいいよというサイン。今年はどこの畑でもすでに収穫していて、私の菜園だけが遅い。それも道理で、作っているのは「奥州」という品種。これは晩生種だから生育期間が長いことは分かっているのだが、どうしてうちだけ遅いのかと気になるものだ。
晩生は貯蔵性が高い。6月収穫すると年明けまで保存できる。晩生種の形はたいがい円球で、早生種は扁平になる。早生は長く保存できない。早生種があればこれから先に食べなければならない。
ことしもできがいい。といってもタマネギ栽培に失敗はない。菜園をはじめて四半世紀以上たつがタマネギが不作という年はなかった。だからタマネギ栽培は安心してできるのだが、苗を定植したら放ったらかしでも育つから栽培という面からすればおもしろくない。
そこで、なんども書くがタマネギ栽培でおもしろいのは苗づくりだ。これは失敗したり成功したりといまだに不安定だ。自家苗づくりがうまくいかないときは不足分を市販の苗でカバーしている。昨年はうまくいった。ことしのタマネギはすべて自家苗からできた。それだけにドーダと胸を張りたい気分になる。
さてこの収穫したタマネギの乾燥をどうするか。わが家はいわゆるニワトリ小屋ほどの狭いサラリーマン住宅。農家のように、葉を束ねて日陰に吊るして貯蔵する、なんてことをするスペースがない。そこでこうしている。
畑で葉と根を切って持ち帰る。小さな物置があるからそこに広げて1カ月ぐらい乾燥させる。明るい日陰だからちょうどいい。この方法で乾燥させている。とくに問題はない。乾燥させたら段ボール箱に入れる。その際、一個一個、両手でなでながら傷んでいないかチェックする。少しでも傷みがあれば必ずのぞく。傷んだものから先に食べていく。タマネギは腐敗すると強烈に臭い。臭いと思ったら探し出してすぐに取り出して処分する。腐敗菌は伝染するからだ。
昨年8月末のタネまきからはじまったタマネギ栽培。こうして立派にできた。見ているだけでやっぱり満足するよ。300個のタマネギは2人暮らしには多すぎる。さあ知り合いに分けよう。
↑葉と根を切って家に持ち帰る
↓物置の床一面に広げて乾燥させている