30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

農家の庭先で青梅の収穫

2013-06-10 | その他

きょうは梅の実を収穫した。この日を楽しみに待っていた。脚立に上がって梅の実をひとつひとつもぎ取っていく。これがいい。なんか子どもにかえったようなうれしい気分になれて、とてもいい時間だった。

しばらく前のこと、知り合いの農家の方とその庭先で立ち話。梅の実がたわわに実っている。
「立派な梅ですね」
「これは白加賀。うちではまったく食べない。落ちたのをただ箒で掃いて捨てるだけ」
「それならいただいていいですか」
「いいよ。どうせ食べないのだから」

ということで、2回に分けて梅をいただくことにした。1回目は青梅を、2回目は黄色に熟した梅を。青梅は梅酒と梅ジャム、熟した梅は梅干しと梅ジャムにする。この中ではじめてなのが青梅ジャムと梅干しづくりだ。梅ジャムはこれまで完熟梅を使っていたが、青梅でも作ってみることにした。それと梅干し。登山のおにぎりに入れるだけでもよく食べる。はたしてできるかなと心配だが、初挑戦することにした。

きょうは青く硬い青梅をもぐ。
ブルーシートを用意してくれていた。ありがたいことだ。これを四方に張り、シートを宙に浮かす。梅を落としたとき直接地面にあたって実が割れるのを防ぐためだ。最初は枝をゆすって落としていた。その中から傷んだもの、虫食いのものをのぞくのだが、やはり荒っぽく実を落とすと傷めることがわかった。もったいない。そこで脚立を使って手でもぎ取ることにした。このほうが確実にいい梅を取ることができる。

脚立を使っての作業はわが家で慣れている。かつてはブドウの栽培や高い木の剪定に。しかし脚立でも天辺に上がると足が震える。高所恐怖症だ。このため今回は脚立を使うことも考えていたのでザイルを用意。木の枝に上ったときにおのれを確保するためだが、用意周到とはいえ自分でも笑っちゃう。

くりかえすが果実を摘んでいるときはぜいたくな気分になる。じつにいい。摘んだ果実を加工するよりもずっと楽しい。

これくらい取ればいいだろう。
「立派な梅ね」とかみさん。
梅酒に5キロ、梅ジャムに2キロの予定だが、8キロ弱あった。

すぐに、なり口の部分を竹くしで取る。どうもうまくいかない。そこで包丁のとんがった先でやってみた、このほうが取れやすかった。

かみさんは、これから梅酒づくり。すでに瓶は用意してある。酒と氷砂糖を買いに出かけた。
私のほうは、今夜、青梅でジャムを作る。ひとりしずかに。


   


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