30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

サトイモの収穫ーことしもタケノコイモ、土垂、ヤツガシラ

2020-10-17 | サトイモ



ヤツガシラの孫イモ「八つ子」。収穫後すぐに蒸して酒のつまみに食べている

わが家のサトイモはいずれもひときわ生育がいい。周囲の農家や家庭菜園のものと比べると一目瞭然、群を抜く。6月と7月の生育ぶりなんかは目を見張るほどで、つい自慢したくなる。

それに隣の農家の畑の潅水設備を借りることができるようになってからは、サトイモ栽培の一番の難敵である、夏の日照りによる干害を受けることなく、ずっと安心して育てることができるようになった。

そのサトイモを13日に収穫した。タケノコイモ、土垂、ヤツガシラの3種。ほかに試しにと2種ほどほんの少し作った。

イモの充実ぶりは茎の太さを見ればある程度分かる。生育が良くて太ければイモは大きく、生育が悪くて細ければイモは小さい。

見た目である程度予想がつくが、さてことしの出来栄えは。

◆タケノコイモー茎が太い。見てすぐわかる。かなりいい出来だと。縦に育つから土寄せをすればするほど伸びる。それをわかっていながらも手間がかかるからつい手を抜くことがある。サイズがそろい、長さは30センチぐらいのものになるだろう。
すぐに子イモを分離。これが来年の種イモになる。親イモは表面の皮を腐らせるためすぐに埋めもどす。12月になるとタケノコらしい姿に変身する。

子イモは来年の種イモに。

親イモはすぐに埋め戻す。できるだけ早く表面の皮を腐らせるために。

12月初旬にはタケノコみたいな姿に変身する(画像は昨年のもの)

◆土垂ーこれも茎は太く、いい出来だというのがわかる。まさにその通りになった。土垂の出来不出来の基準は、手のひらにすっぽり収まる程度のサイズのものが数多くあるかどうか。ことしはその手のものが多いからうまくいったといえる。最悪は小さなイモばかりのとき。皮むきに手間がかかるからつい無駄にしてしまう。

ことしはサイズがそろった。かなりいい出来だ。2株ほど試しに掘り出してみた


これぐらいのサイズが優良品?

◆ヤツガシラー茎が例年に比べてやや細い。やはり小ぶりになった。目指すのは1キロぐらいの大きさ。これだとヤツガシラらしい姿になって見事だ。今季は全般に小さく期待外れといったところ。
親イモはタケノコイモ同様に埋め戻して表面の皮を腐らせる。こちらはごつごつした姿に変身する。
孫イモがついている。八つ子という。これが来年の種イモになる。そのなかでも2~4センチぐらいの小さなものはすぐにゆでるか蒸すかして食べる。これがサトイモの中で一番好きだ。なかなかスーパーには出ない。

ヤツガシラの親イモは埋め戻す

孫イモの八つ子

収穫後すぐに食べられるのは、土垂とヤツガシラの八つ子。早速食べる。前者は煮っころがしにして、後者は蒸して。毎年食べ慣れているとはいえ、やはり初物は格別。ああ秋の味だなと感じ入りながら食べている。

来年の種イモは確保できた。食用のイモもたくさん取れた。両方ともに満足にできる収穫であった。こういう年が続くことを願う。


      
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