春の昼そっとしておく寝息かな
( はるのひるそっとしておくねいきかな )
公園に「オトメツバキ」の名札をつけた椿が
なかなか咲きません
もったいつけてるの
毎日、傍を通る度
「なんで、おとめやねん」
「おばちゃんで、悪かったね」
などと、心の中で突っ込みを入れる
なにせ、大阪人ですから
やっと咲きました
おお これは、まぎれもない「お・と・め」だ~~
そそくさとフォト575の準備です
念の為、花のサイトで、確認
575に行き詰ると、何かヒントが無いかと
そこらじゅうを調査
ところが、何処を探しても、「オトメツバキ」の画像は、これとは全く違います
自分でも、「そういえば、オトメツバキって
サイトの写真が正しいそう」
で、いつもの掲示板にお尋ねしました
もう一枚、次のような写真も添えて
ここに、頂いた回答の抜粋を
このように雄しべが花弁状に変化したものを「唐子弁」、
花形を「唐子咲き」と呼ぶ。
唐子咲きの品種もは、数も多く、花のアップの写真だけでは判定が難しいものです。
唐子弁の縁が白いようなので、「卜伴錦」「笠舞」などが候補になる
雌しべに白い毛があるようなら「卜伴錦」と考えてほぼ間違いない
翌日、公園へ
持って行きましたよ、ルーペ
しかし、雌しべに問題の“毛”はありませんでした
<ただし、私は、ドのつく老眼です>
ここで、「卜伴錦」は、候補からはずれたわけです
唐子弁の縁が白いなら「笠舞」も候補になりますが
「染鹿の子」「三笠」なども似たような特徴を持っています。
似たものが多い花形の場合、花のアップだけでは判定が難しい
複数の花の直径、全体の樹形、葉の形態、葉柄の毛の有無などを調べる必要があります
それを調べても難しいこともあります。
ツバキの品種間の差というのはいわば個体差なので、
かなり微妙であることが多いようです
とのこと
私は、十把一絡に椿としか呼べませんが、奥が深いのです
回答を下さった方の椿に関する知識に、感服
それほど、彼が、椿に魅了された気持ちも、納得です
本年1月8日にUPした獅子咲きの椿
先日、じっくり観察すると蕊が花の中心に円形にあるのではなくて
花びらの間を縫うように存在するのです
へえ~~ で終わってしまったのを、今後悔してます
写真に撮らなかったのは、失敗でした