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同潤会の思ひ出(虎ノ門編)

近年バタバタと建替えられてしまった感のある同潤会ですが、
以前、最後まで残る同潤会では、と言われていた物件がありました。
虎ノ門の同潤会です。

この建物は当初は男子寮として建てられた後(大塚女子とセット?)、
同潤会のオフィスに転用されたと言う歴史があったような気がするのですが、
当時はとある会社の本社ビルとして使用されており、一番安泰と思われていたのでした。

その会社さん自身も特段取り壊すお考えは無かったらしいのですが、
一帯の再開発話が発生し、その絡みで解体されることになってしまったようです。

オフィス仕様ですので、他の同潤会とインテリアの感じは異なりますが、
階段などの雰囲気はまさに!と言う感じですね。
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働くたてもの(まだ現役)

古くたって現役だ!シリーズ第二弾。
築地市場の建物はぐわあんと曲線を描いています。

上の部分を屋根の上から眺めるとこんな感じ。

今となっては意味不明な円弧ですが、実はこれは引込み線の曲率に合わせるためらしい。
そう、昔はトラックでなく鉄道が市場への輸送を担っていたのです。
右側の学校みたいなところの内部はこんな感じのレトロなオフィス風(って実際オフィスなんですが)。

大きく弧を描く廊下がアーチ状に繋がっている柱~梁と相まって、
ちょっと不思議な感じを醸しだしています。
築地市場は移転予定ですが、まだまだ戦前の建物ががんばっています。
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それは同潤会に失礼だろう

某所で九段下ビルの話題が出ていて、
んじゃあと言う事で神戸の真性廃墟ホテルでも出そうかと思ったのですが、
またまた某所でも話題になっている一昨日放映の「ガイアの夜明け」での
同潤会三ノ輪アパートへの余りに失礼極まりない扱いに
義憤を感じ(ってほどでもないけど、ありゃあ不愉快だ~)、
同時期に建てられた某寮の勇士をアップします(って能書きが長い)。

ま~ねえ、以前ここにお住まいだった知人も「綺麗にしすぎで味がない」
と語るくらいぴかぴかにされているところはマニア的にはやや物足りないところですが、
ここはきちんと使えばほれこの通り、と言う事で。
東京都現代美術館にお出かけの際は、是非清澄白川駅の上に建っている
この建物を愛でながらお出かけくださいね!

この建物が気になった方のレポートがこちらのBLOGにありました~。
今は人気物件らしいぞ!→ prego_1さんのBLOG「三十路ライフ

いや、それでも「怖い建物」がいいんだああ、という方は
こちらでお楽しみください。→ 「消えた近代集合建築」@廃景録
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そ、そうだったの!?

えーとですね、それで肝心のイームズ展なんですが、
若者を中心になかなか賑わっていましたが、かといって大混雑と言う程でもなく、
展示もあれやらこれやらあって楽しめました。

まっとうな展覧会レポートはこちらなど→ Design Passage 「イームズ展/勝手にベスト5」

ところで私のこの展覧会での一番のサプライズは美術館の展示でなく、
お隣の区民センターで同時開催されていた椅子座り放題のコーナーの片隅にあったこの本。

「COSMIC VIEW - The Universe in 40 Jump」
内容が写真つきで紹介されています→ http://www.vendian.org/mncharity/cosmicview/

なな、なんとイームズの「Power of Ten: A Flipbook」のネタ本です。
その方面では知られた話だったのかもしれませんが、個人的には結構ぐぁ~んな感じでした、はい。
(だってやっぱり10のn乗で空間が展開してゆくっていうアイディアが肝じゃない、Power of Tenって)

あ~あと余談ですけど、イームズの椅子って普通に座りやすいですよね、プライウッドのなんかでも。
(こーゆーのを高値で売り買いするんじゃない!馬鹿者!!)
散々イームズの椅子に座った後にホワイエにある椅子なんかに座ると、
ほんと日本人て椅子下手なんだ、と実感せざるを得ないかも。
ま、私の場合帰りの椅子が、フフ、ルーテシアのだからね、イームズなんか目じゃないけどね。
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勝手に激写

先日イームズ展に行く途中、いつもの洋館のそばを通りかかったところ!
おお、手前のお宅が建て替えで更地になっているではないですか。
と言う事で、思わずバックしてげきしゃ。
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