今年6月にクロスカブの腰上オーバーホールをやった。
交換して改善された部品は、ピストンとピストンリング、そしてカムチェーンガイドローラーでした。
ピストンとピストンリングは、燃費向上(約15%)と若干のパワーの回復でした。
そして、カムチェーンガイドローラーは、今まで使ってたJA10用からJA45用に変えた。
こんなに大きさが違うので、完全に自己責任での交換です。
効果としては、冷間始動時のガチャガチャ音の改善だけどオーバーホールが6月だから分からなかった。
そして、11月に入って氷点下に近い温度でエンジンを始動してみました。
ノーマルガイドローラーでも新品なら殆ど音は出ませんが、数秒間はガチャる。
しかし、新しいガイドローラーだと全くの無音でした。
JA10用の部品じゃないからお勧めはしませんが、交換から5か月間不具合はありません。
とりあえず、今は『勝った』と思ってる(笑)
冷間時ガチャガチャ対策にはかなり有効ですね!!
ホンダは何も言ってませんが、対策品で良いと思いますね。
ただ、ゴムのパーツなので、間違いなく減りますから、減ったカスがどこへ行くか、その対策はどうするかは自己責任だと思ってます。
とりあえずホンダとの勝負、勝利おめでとうございます。(笑)
ローラーの直径が大きくなると、その分テンションが強くなるんでしょうね。
それが始動時のチェーンにちょうどいいテンションを与えているんでしょう。
暖気完了時には、もしかすると少しテンションが強すぎるのかもしれませんけど、
それが元でチェーンが伸びやすくなったり、スプロケの摩耗が早くなったりは
しないんじゃないかと思います。
ただ、ゴムローラーは減りやすくなるかもしれないので、
早め交換になるかも知れませんね。
摩耗したものは、オイルに拡散する形でオイル交換の際に、排出されるんでしょう。(^^)/
ガチャる原因は、始動時、カムチェーンのプッシュロッドのシリンダー内に入ってるオイルが抜てる事なのは間違いなありません。
オイルが入るプッシュロッドのワンウェイバルブが冷間時だとオイルの粘度が固くてプッシュロッドを押し切れません。
当然、油圧が上がるまではガチャりますよね。
JA07の前のカブはそれがなかったけど、構造は同じです。
となると油圧が上がるまでカムチェーンを叩くシリンダー内壁のクリアランスがあれば無音のはずです。
JA44からは、シリンダーブロック内壁のクリアランスもあるし、ガイドローラーも大きな物になったので無音です。
JA10でガイドローラーだけ大きくするとシリンダーブロック内壁に常時当たる可能性もあると想像出来ます。
そんなこんなで賭けに出ましたが、どうやら勝ったって事でした。
ガイドローラーはゴム製なのでJA10以上に減るでしょうね。
削れたゴムはオイルに混ざるのと遠心フェイルターに入るんじゃなかろうかと思ってます。
JA44以後のオイルフィルター付きの機種から比べると、そこは弱点だと思ってますね。
マデなオイル交換と定期的に遠心フィルターの清掃が必要だと思います。
まあ、その前に少しガタの出てるコンロッド回りのベアリングが逝ったら買い換えます(笑)