川越雑記帳2(川越見て歩き)

広げたる翼の影の黒々と/川の中州の1羽のカワウ(新河岸川)


新河岸川に出ると、大きなシラサギがいた。
上流へ向ってゆっくと歩いている。

シラサギは少し上流に飛び、また川の中を歩き出した。
この辺りには外の鳥は見当たらない。


シラサギを横目に上流へ行くと、川の中と河川敷に鳥の群れがいた。
いつものようにカモが川の中と岸に分かれていると思ったがそうではなかった。


河川敷にいるのはハトの群れだった。
30羽ほどいて餌を啄んでいる。
その端の方にはカモが数羽いて、こちらも餌を食べている。
その向こうの川の中に1羽のシラサギも見える。


水面を泳いでいるのは小さなカモだった。
固まって下流側に泳いでいる。


少し近づくとハトの群れは一斉に飛び立った。
カモの群れは慌てる様子はなく、すこし列が長くなった。


どうやらヒドリガモのようだ。


さらに上流へ行くと、アオサギと数羽のカモがいた。


カモと思った内の1羽はカワウだった。


カワウは急に上流へ飛んだ。


その先にはシラサギとカモがいて、中州の上に先ほどのカワウがいた。


カワウは翼を大きく広げ、太陽の方へ向けている。


シラサギが近づいても気にする様子はない。
シラサギの影は水面に、カワウの影は中州から水面に落ちている。


こちらが移動してカワウの斜め前に来ると、カワウは翼を閉じた。
カワウの影はまったく形が変わった。
これを見ると水中を泳ぐのに適した体形が良く分かる。


カワウはまだ翼を陽にあてようかどうしようかまよっているようだった。
こちらがすこし距離を空けるとまた翼をひろげた。
こんどは陽に透けた羽の様子がよく見えた。


この日のカワウは1羽だったたか静かだった。
カワウが静かだと川全体が落ち着いている。

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