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「川越工業団地から川に沿って東進し、労働福祉協会、芳野台体育館を過ぎると上老袋公民館と墓地がある。」
サンライフ川越から300㍍ほど行くと、左手にイチョウの木と防災無線が見えた。
その脇の建物が上老袋公民館である。地図には上老袋自治集会所と書かれていた。
「元は地蔵堂であったが、たびかさなる洪水のためすっかり破損してしまった。そこで、東京湯島霊雲寺で空座になっている地蔵尊をここへ移して安置したのが現在の本尊である。」
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裏手は墓地になっているが、墓地へ続く集会所の西側に石仏が並んでいた。
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手前は庚申塔で、下部に三猿も見えた。
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その奥にはお堂があり、二体の石仏があった。
手前は立像、奥は立膝をした坐像である。
立像の基壇には、「厄除地蔵大菩薩」と彫られ、坐像の基壇には「庚申待供養佛」と刻まれていた。