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「さらにその先、土手際にある丸彫りの地蔵は、毎年九月三日の縁日はいつも雨が降り、里芋の葉を頭にのせて慌てて帰るので「芋っ葉地蔵」といわれている。」
道が入間川の堤防にぶつかり、右に曲がるところに、青い建物があり、その手前にお堂が建っていた。
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青い建物には、「上老袋水防倉庫」と書かれていた。
その脇のお堂の中にお地蔵さまが立っていた。
直ぐ後ろは土手で、サイクリングロードを次々と自転車が通る。
「また、この縁日には、入間川、荒川を越えた上尾市からも大勢の参詣人があって若い者が乱暴するので「喧嘩地蔵」ともいわれている。」
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お地蔵さまの横顔はふっくらとしていた。