川越雑記帳2(川越見て歩き)

無惨やな空地の草花窒息死/シートの下でもだえ苦しむ(近所の空地)

昨日、近所の空地のタンポポなどについて書いた。
その後で外出し、空地の脇を通った。
さて、雑草たちの様子はどうかと目を向けてみて、びっくり!
空地全面に青黒いシートが張られていた。


もちろん1枚ではなく、何枚ものシートが敷き詰められている。
その継ぎ目などには、円盤の孔にホチキスのように金具が打ち込まれ、それで地面に固定されている。
今までは、年に何回か造園業者の人が草刈りをしていた。
それを、このシートで代用しようということだろう。
費用を比べると、こっちの方が安上がりなのかも知れないが、安意だなと思う。


数日前まで元気に生育していた雑草は、刈り取られたのか、それともそのままシートで覆われたのか分からないが、シートの下に生き埋めになっているのは間違いない。

元あった家が壊されてから、ずっと同じ状態だったのに、なぜ今頃になってこんなことをするのだろう。
年度末なので、余った予算を使い切ろうとしているのだろうか?
川越市にそんな余裕はないはずだがなあ。

ここは道路予定地で、計画が発表されてからどれほど立つか思い出せないほど昔である。
新しい計画が公表されてからでも数年は過ぎている。
全く工事に取り掛かる様子はないが、当分その予定はないということだろうか?

道路工事をする祭には、このシートを撤去する必要があり、撤去されたシートは廃棄物となる。
プラスチックの環境汚染が問題になっているが、全く逆行している。

円盤を見ると、「Green Field」と書いてあるが、こんなものは「Green」と呼べない。
ましてや、日本語の「縁(みどり)」とは、全く違う。


この会社のHPを見ると、この後シートに孔を空け、そこに園芸種を植える使い方があるようだ。
もしこの空地でそんなことをしても、整然と墓石が並ぶ霊園にしか見えない気がする。

ほんとうに、殺風景な空地になってしまった。
草花がなくなり、小鳥たちの餌もなくなり、何よりそれを眺める楽しみがなくなってしまった。

昨日アップした写真は3月1日のものだが、まさに見納めになった。
これからこの空地を見る度に、気が滅入りそうだ。

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