
線路のは、写真の竹薮の中に消えていた。
この中の線路を確認するのはすぐにあきらめた。藪の左側に道が出来ていたので、その道を進んだ。

道の左にも線路があるらしく、2本の架線柱が立っていて、上部がバーで繋がれている。
下は、樹木で一杯で、柱には蔦が上まで絡み付いている。廃墟の趣きが一杯の景観である。
写真の右下に白い車が写っている。近づいて見ると、軽トラックだった。運転席の上の方に竹の束が見えた。
二人の男の声が聞こえ、竹を切る鉈の音がした。
道は狭く、トラックにふさがれている。仕方がないので、脇の草叢を進んだ。
その間、二人は話すのを止め、竹を切る作業も止めていた。
1人は竹薮の中、もう1人は車の傍にいたようだったが、気にせず、更に奥へ進んだ。
