川越雑記帳2(川越見て歩き)

希林堂書店の閉店


 雄文堂に続き、中原町の希林堂書店も閉店してしまった。
昨日、店の前を通ったら、シャッターに「テナント募集」の貼り紙があった。
 一ヶ月ほど前に、ホームページが閉鎖されていたので、廃業するのかなと思っていたらやはりそうであった。

 希林堂は、本川越駅から1分もかからないところにあった。蔵造りのある一番街へ行く通り沿いで、観光客が多く行き交う場所である。
開店時間が一定してなく、シャッターが半開きのままのことが多かった。営業しているのか、いないのか良くわからず、最近は利用していなかった。

それでも4~5回行き、何冊かの本を買った。
一番うれしかったのは、岡村一郎編の「写真集 明治・大正・昭和 川越」を見つけたことである。

あるとき、本を探していたら、店主が「ハァー」とため息をついたことがあった。
この人は、あまり商売をする気がないのだなと感じた。
また、あるとき、店には店主と私しかいなかったとき、午後2~3時ころだったと思うが、
「あのー、店を閉めたいのですが」と言われたときは、本当にびっくりした。

 雄文堂の店じまいのとき、「街中の従来型の古書店は、中原町の希林堂書店だけになってしまった。」と書いたが、とうとう一軒も無くなってしまった。

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