喜多院のどろぼう橋の手前、喜多院公園へ抜ける石段の脇に、石垣を囲む柵がある。
木ではなくコンクリート製だが、その杭の上に陽が当たり、1匹のカマキリがいた。

カメラを近づけると、向きを変え尾をこちらに向けた。

顔を撮ろうと移動すると、カマキリもさらに向を変える。
カマキリは迷惑そうに、こちらを見た。

ついに正面に廻り込み、カマキリと目が合った。
夏だと、そのカマをもたげて威嚇の姿勢をとるが、今はその元気はないようだ。

さらに、カメラを向けていると、カマキリは杭の上から下へ降りだした。

その後、横木の上を歩いて遠ざかっていく。。

そうして、次の杭の上に乗った。

ここで落ち着くかと思ったら、また先の横木を歩き始めた。

その先は、日当たりが良くない。
さすがに可哀そうなので、ここでやめた。
せっかく、日当たりの良い場所で日向ぼっこをしていたのに、陰に追いやってしまった。
カマキリにとっては、迷惑以外の何物でもないだろう。