慈眼堂下のツツジを見て、境内の中ほどに戻ると鳩の群れがいた。
いつものように、集まって餌をついばんでいると思ったら、2羽が争っていた。

1羽が翼を広げ、もう1羽を抑え込むようにしている。

そのうち、もう1羽も羽を広げて対抗した。

そうかと思うと、2羽が体を密着させて、相手を押しながら歩いたりもする。
しかし、周囲の鳩たちは、それほど気にする様子はなく、ひたすらエサを探している。

そのうち、その周りにいた鳩たちが、まとまって私の方へ歩いてきた。

私の足下へ来て、見上げるような感じも見せる。

姿勢を下げてカメラを向けても、逃げようとしない。

この間に2羽のうちの1羽が枝に飛び、バトルは終了した。
以前にも、ハトに急接近されて驚いたことがある。
1度は、釣り人の多い新河岸川の土手で、目の前でホバリングされたことがある。
また、新河岸川の他の場所だが、歩行者用の橋の上で写真を撮っていると、ハトの群れが飛んで来て取り囲まれた。
その時も今回も、エサをもらえると思ったのかも知れない。
最初の2回はかなりビックリしたが、今回はトコトコと近づいてきたので、むしろ可愛らしいく感じた。
それにしても、平和の象徴のハトも、仲間同士でも争うのは他の動物と同じようだ。