やや逆光気味でよく見えないが、カワウのようだった。

少し下流へ歩くと、はっきりカワウだと分った。
最初は3羽に見えたが、もう1羽いた。
その1羽だけ遠くを見ていて、他の3羽は羽繕いをしている。

下水処理場の排水口の近くで、対岸には作業服を来た人がいる。
広くなった水面には、コウホネが拡がっている。

カワウは3つのスピーカーと中心の支柱にとまっている。
スピーカーの端はかなり薄いと思うが、水かきのある指でつかまっている。

さらに歩くと草刈りの終った岸辺で、釣をする人の姿があった。
川は流れているのが分からないほどゆったりとしている。

カワウはそれを見ているのかいないのか、遠くで草刈りの音が聞こえる。