12月の下旬、西小仙波の十月桜は、依然として見ごろだった。
この分なら、近くのボタンクサギもよく咲いているだろうと思った。
しかし、その予想ははずれ、ボタンクサギの葉は萎れていた。
大きな葉はみな、だらりと垂れ下がっている。
花も鮮やかな薄紫ではなく、3ヶ所ともくすんだ紫になっている。
花びらはないか、萎れて変色し、めしべだけが残っている。
蕾も少し残っているようだが、咲きそうな感じではない。
日陰になっていたる一番左の花は、全体が萎れ、塊りのようになっている。
この場所は、南側に高い木、西側に建物があり、陽当りが良くない。
少し前の強い寒波で、花も葉もやられてしまったようだ。
暖かい日が続き、いきなり寒くなった。
もっと早く咲いていれば、こんなことにならなかったかも知れない。