8月の末、近所の団地の芝生には黄色い花が咲いていた。 ブタナの花で、広い範囲に咲いている。 ブタナの先に1羽の鳥がいた。 ムクドリが珍しく1羽だけいて、あちこち歩きまわっていた。 ブタナは道に沿って咲き続け、サルスベリが咲いているほうにもあった。 その1週間後、ブタナは見当たらず、代りにエノコログサが茂っていた。 他を探すと、ブタナはほんの少しだけ残っていた。 タンポポが咲くころ、この芝生はブタナでいっぱいになる。 その後刈取られたのか消えるが、すぐまた咲いていた。 まさか、真夏に同じ光景を見るとは思っていなかった。