
橋の下には何本も円管が並んでいる。
橋の上には、青いものがクレーンで持ち上げられているのが見える。

跨道橋の上から見ると、橋の上に大型のトラックがとまり、その荷台で作業する人たちがいた。
クレーンが吊り下げているのは、円管を打ち込んでいた機械の上部だった。
円管を打つ作業が終り、機械を解体して移動するようだ。

さらに近づいて見ると、打ち終わった円管が並んでいた。
円管は1列だと思っていたが、実際は途中で切れ2列になっていた。
橋の下に見えた列は、橋桁の手前で終っている。
そこから少しずれて向きを変え、橋を横断するように並んでいる。
円管と円管は、2本のL字鋼に挟まれて接続されている。

跨道橋の上に作業服を着た男性がいて、作業を見ながらタブレットで写真を撮ったりしている。
工事を監督する人のようだったので、声をかけてみた。
「橋は半分ずつ架け替えるのですか?」
と聞いてみると、
「ええ、その計画です」
下流の他の橋は一挙に解体してから、新しい橋を架ける。
それに比べて、片側を車が通行する状態で工事するのは大変だろうと思ったので、そのことを訪ねた。
「大変です。あと1年くらいは掛かると思います」
との返事が返ってきた。

4月の初め、新琵琶橋ではクレーンの位置が変わっていた。

工事は右岸に移り、今度はこちらで円管を打ち込んでいるようだった。

左岸は以前と同じように円管が並び、工事をしている様子はない。

跨道橋の上から見ると、あの機械を使って、橋を切り離すように円管を打ち込んでいた。

手前では並んだ円管の上で、溶接作業をする人がいた。

橋の上には、横たえられた円管が並び、手前には青いボックスと大きな水槽が置かれている。
水槽からはホースが川の中へ垂れている。

左岸の円管の上には、四角い鉄板でフタがしてあり、その上に土嚢が置かれている。

それから2週間後、工事は中断していて、橋の上や周囲には機械類は何も置かれていない。
右岸の円管の上には、半分だけフタと土嚢があった。

先に工事が行われた左岸の円管の上には、全てフタと土嚢が置かれていた。

さらに1週間後の22日、この日は工事はお休みだったが、左岸には2台の重機が置かれていた。
作業の途中のままのようで、円管と橋桁の間が掘られていた。
手前と向こう側の橋桁は、切断されているようだった。

右岸の円管にも全てフタと土嚢が置かれている。
手前の円の管脇は鉄板で覆われている。

橋の下を見ると、作業中のところに瓦礫が少し見えた。

橋桁の両端は重機で掘れるが、橋桁自体はどうやって解体するのだろうか。
滝下橋や畳橋のような大がかりな仕掛は造られていない。