「東本宿霊園まで戻り南下する。入間川の堤防沿いの東本宿は竹ぼうきの特産地である。護岸工事用に良質の竹が沢山植えてあった。幕末の頃から、この竹でほうきを作って売るようになり、明治年間には、一二―一三万本の生産高に達したという。根強い需要があるので現在でも作られている。」 「散歩」にはこのように書かれているが、南下しつつ周りを見ても竹薮がない。 氷川神社近くに来て、ようやく小さな竹薮を見ることができた。 現在でも、この地で竹ぼうきが作られているかは分からない。