八坂神社から、200mほど行くと、左側に一乗院の門がある。
門の奥には、楼門と長屋門が並んでいるのが見えた。
「天台宗小仙波中院の末寺で、星光山と号している。寺伝によると永仁四年(1296)の創立で、開山尊海は小仙波喜多院を中興した人だが、正慶元年(1332)この寺で遷化したといわれる。本尊は一尺一寸の阿弥陀如来の座像。」
門の直ぐ左側に、高い基壇の上に石仏の座像があった。
「道路から入ると、すぐ左に大きな石の、座った地蔵がある。文政五年(1822)当時22世堯運をはじめ檀家の人々が天下泰平、四海清寧、風雨順時、百穀成就などを祈って建てたものである。」
参道の正面には、楼門があり、「星光山」の金文字が見えた。
「長屋門のついた楼門は、「星光山」という立派な額がかけてある。裏面の銘文が消えていてはっきりしないが、「忍田理右衛門、吉住浅右衛門」などの文字が刻まれている。」
楼門の左側には、立派な長屋門があった。
「長屋門の中には、田中晃俊住職が収集した農具がある。田へ水を引く踏み車、機織、スキ、クワなど現在では使われていないが、生活の知恵を生かした貴重な道具類である。」
境内の左側には、平屋の建物があり、前に掲示板が立っていた。
「入口から右手奥にある墓地には、尊海の墓がある。正慶元年(1332)とあるが、ずっと後の墓石だといわれている。門の左手には観音堂があったが、現在は中内路集会所になっている。本尊の聖観音立像は行基の作だという。」
楼門を潜ると、正面に本堂があった。
本堂に向って左後ろを見ると、植木の間に小さなお堂があった。
中には、木魚を枕に眠る一休さんの石像があった。
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