「一乗院の北裏にある小さな堂宇が、薬師堂である。」
一乗院の門を出て左折、次の路を左折し、一乗院の東側の道を北に進む。
一乗院の塀が終わり、50mほどで道は左に曲がる。
道の正面、電柱の脇に樹木があり、そこに隠れるようにして、小さなお堂が建っていた。
小さいながら、瓦葺のしっかりした建物であった。
「一乗院の裏鬼門として創立されたものだといわれる。本尊の薬師仏の作者は不明だがみごとなものである。厨子は現在の吉見町の彫刻師で、小高源次の銘がある。小高氏は一乗院境内にある観音堂の彫刻も担当している。」
お堂の正面上には、獅子のような動物の彫刻があった。
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